出版社内容情報
第1章 天使とクピド
第2章
目次
ルネサンスの「かわいい」画家(サンドロ・ボッティチェッリ;レオナルド・ダ・ヴィンチ;ラファエッロ・サンツィオ;ティツィアーノ・ヴェチェッリオ;ヒエロニムス・ボス)
1章 天使とクピド
2章 聖母と美少女
3章 子どもの世界
4章 動物と自然
著者等紹介
池上英洋[イケガミヒデヒロ]
美術史家、東京造形大学准教授。1967年広島県生まれ。東京藝術大学卒業・同大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真香@ゆるゆるペース
144
図書館本。ルネサンス時代の巨匠から名もなき職人達まで、いろんな芸術家達の作品の「かわいい」に焦点を当て、テーマごとに紹介。興味深いのが、当時彼ら自身にはまだ「かわいい」という概念がなかったのに、現在の「かわいい」イメージの原型がたくさん作り出されたこと。キューピッドや子供の正統派のかわいさから架空の精霊や怪獣のキモかわまで、多種多様の「かわいい」に触れられ、美術に素養がない自分でも面白く読めた。これまで美術というと少しとっつきにくいイメージだったけれど、ぐっと身近に感じられるように。2020/08/20
yomineko@ヴィタリにゃん
65
ぷっくりふっくらとした天使。昔は天使に羽根を描いていなかったらしい。かわいいどころか、美少女やらイケメンやら美女やら盛沢山のルネサンス!画家のパルミジャニーノは天使の様な美男子として有名だったらしい😊なるほどと思える自画像✨✨✨たまにスズキコージさんの絵みたいなのがあってそれも楽しかった😊バッカスの絵は酷い!!!2024/07/18
ヒデミン@もも
44
これも読みたかった本。天使もかわいいが、やはり王女マルガリータの気品漂う可愛さラブ。フィレンツェのウフィツィ美術館蔵の作品が多くて、あのおびただしい芸術作品の嵐にドギマギしたのを思い出した。もう一度ゆっくり観賞したい。ルネサンスのキモかわもかわいい。2017/09/06
Nat
40
図書館本。かわいいという視点から、ルネサンスの美術作品を解説している。ボッティッチェッリのマニフィカトの聖母の天使たちが美少年すぎる!フィリッピーノ・リッピの『聖ベルナルドゥスの幻視』も好き!2019/12/01
キムチ
39
軽~い一冊・・といえば筆者に申し訳ないか。でもバテバテで体調絶不調の頭には優しい時間をくれた。美術が好きなこともあり随分と眺めてきた積もりがここに登場する絵画で初お目見えもあり、なんか嬉しい♪天使、クピド、聖母・・いずれも民を救済すべく天界からのあり難い存在。説明はエッセンスよりもっと削った言葉のみ。。物足りないという声も聞こえそうだけど漫画のト書きスタイルでのコメントは「敷居が高い美術」と考えているうちの息子らにはいいか・・な。2016/08/24