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アール・デコの挿絵本―ブックデザインの誕生

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  • サイズ B5判/ページ数 158p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808710224
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

出版社内容情報

1章 挿絵本とは?
 アール・デコの挿絵本はどのようにしてつくられているのか?
    函・表紙
    見返し
    扉
    ヴィニェット・アン・テット
    ヴィニェット・イン・テクスト
    キュ・ド・ランプ
    レトリーヌ(装飾頭文字)
    カリグラフィ・ティポグラフィ(タイポグラフィ)
    カルトゥーシュ(飾り枠)
2章 挿絵本を楽しむ
 誕生の背景/モード・ジャーナリスムの「デザイン革命」
 アール・デコ四天王
   バルビエ(George Barbier)
   マルティ(Andre Edouard Marty)
   マルタン(Charles Martin)
   ルパップ(Georges Lepape)
 イラストレーターたちの競演
   『雅歌』
   『ビリチスの歌』
   『青い鳥』
 ポショワールと板目木版
 オール・テクストの世界
 かわいい脇役たち
 
 本書掲載の挿絵本、ファッションプレート一覧(発行年、サイズなど詳細データ)

【著者紹介】
1949年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1991年『馬車が買いたい!』で91年度サントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で第12回講談社エッセイ賞、1999年『愛書狂』で第2回ゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で第51回読売文学賞を受賞、他著作多数。鹿島茂コレクション関連の書籍に『バルビエ×ラブルール─アール・デコ、色彩と線描のイラストレーション』『モダン・パリの装い─19世紀から20世紀初頭のファッション・プレート』(ともに求龍堂)、『永遠のエレガンスを求めて─ジョルジュ・バルビエ画集』(六耀社)など。共立女子大学教授を経て、2008年4月より明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学。

目次

1 挿絵本とは?(アール・デコの挿絵本はどのようにしてつくられているのか?;函・表紙;見返し;扉;ヴィニェット・アン・テット;ヴィニェット・イン・テクスト;キュ・ド・ランプ;レトリーヌ;カリグラフィ・ティポグラフィ;カルトゥーシュ)
2 挿絵本を楽しむ(誕生の背景/モード・ジャーナリスムの「デザイン革命」;アール・デコ四天王―バルビエ、マルティ、マルタン、ルパップ;イラストレーターたちの競演;ポショワールと板目木版;オール・テクストの世界;かわいい脇役たち)

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
1949年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1991年『馬車が買いたい!』で91年度サントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で第12回講談社エッセイ賞、1999年『愛書狂』で第2回ゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で第51回読売文学賞を受賞、他著作多数。共立女子大学教授を経て、2008年4月より明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 月舟書房

75
19世紀末から20世紀にかけ職人芸で創られる《装飾美術=アール・デコラティブ》というムーブメントがフランスで興り陶芸や服飾、印刷などの分野に広がっていった。続いてジャーナリズムの世界に《モード》という概念が生まれ、富裕層向けに小部数(100〜300部)の高級挿絵本(1冊数十万円)が作られ始めた。20世紀最大のバブル景気に沸いた1920年代に頂点を極めたアール・デコ挿絵本は、29年の世界恐慌で泡となって消えた……。20年ほどの期間に創られた工芸品のようなブックデザイン。エレガンス、そして極めてエロティック。2015/08/12

syaori

39
「愛書家が自分一人だけで楽しむようにつくられて」いる挿絵本。展覧会などで紹介するには(展示できるページが見開き2頁に限られるため)限界があるその魅力を何とか紹介しようという本。挿絵本の歴史やつくりを、バルビエやマルタン、マルティなどのアール・デコの挿絵本を代表する画家の絵とともに概観することができます。時間も手間もかけた贅沢なつくりにも、たっぷり掲載されている時代を代表するイラストレーターたちの挿絵にもため息ばかり。バルビエも素晴らしいですが、可憐なマルティやマルタンの大胆な構図にもとても惹かれました。2017/01/16

ごへいもち

25
鹿島氏の大借金の元になった美しい絵たち…2016/07/14

minimu

23
はぁ~♡ と、ため息をつきながらページを捲りました。フランスの古書は、仮綴じの状態で売っていて、購入者がそれぞれ好みの装丁を別途依頼していたんですって。今でいう文庫カバーとかの豪華版でしょうか。世界に1冊の本になるなんて素敵(*^^*) 本書を読み、ジョルジュ・バルビエのファンになりました! この本の表紙も彼の絵です。ずっと眺めていたくなる美しさ♡ ラクロの『危険な関係』の挿絵も描いていたみたいです。読んでみたい~2015/08/16

ふろんた2.0

19
鹿島茂氏のコレクションたち。本なのかアートなのかわからなくなるほどの美しい挿絵集。2016/12/24

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