内容説明
太古から語り伝えられてきた究極の人間の物語を西洋絵画の名作の数々とともに読み解く神話絵解き入門書。
目次
第1章 オリュンポスの神々
第2章 恋する神々
第3章 ヴィーナスとキューピッド
第4章 巨人・英雄・怪物
第5章 ニンフと人間
第6章 トロイ戦争とホメロスの世界
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年生まれ。東京大学卒。TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970~72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学。1979~2011年、成城大学教授。現在、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akane
2
ギリシャ神話の有名どころの絵が満載、しかも解説が懇切丁寧にぎっしり詰まって読みごたえがあった。残念なのは、紹介される絵が小さいこと。細部にわたったせっかくの解説を絵の中で確認できないことが多かったので、好奇心が宙に浮いてしまい、いちいち歯がゆかった。どうしても気になるものは、ネットで画像検索するしかないけれど、ちょっとした手間ひまをかけて鑑賞ポイントが確かめられると、いっそう面白い。そういう意味では、本書のような「好奇心を刺激する、少しばかり不便な本」は、かえって優れものなんじゃないかと思う。2018/05/02
naoto
1
すぐわかるかどうかは別にして、読みやすかった。ギリシャ神話に、少し詳しくなったかな?細かく描き込まれた絵は、やはり見る側も細かく見てあげた方がいいんだろうなぁ~。2019/11/07
りょうへい
0
ギリシャ・ローマ神話は、常に話題となる。なので、より知りたいと思う。文学も絵画も彫刻も芸術というのはこの神話と切り離せない。誰もが知ってる「ヴィーナスの誕生」、「日の出を探し求めるオリオン」、「キュクロプス」。無知なゆえ、絵画だけでは背景を知るのは困難である。知らないことは見えない。これまで鑑賞していた絵画の世界に入り込めた感覚になった。2017/10/29
わきが
0
ラファエル前派の女性の雰囲気がすごく好き.ルネサンスはもっと勉強したい.2017/01/15