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目次
0 ミレーの原点―幼少期と修業時代―1814→1840年・0→26歳
1 バルビゾン以前―貧窮のなかで 1841→1848年・27→34歳
2 バルビゾンへ―農村の人々を描く 1849→1855年・35→41歳
3 農民画家ミレー―賛否両論のなかで 1856→1865年・42→51歳
4 自然を描く―郷愁のなかで 1866→1875年・52→60歳
epilogue ミレーの遺産
著者等紹介
高橋明也[タカハシアキヤ]
1953年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究修士課程修了。国立西洋美術館学芸課長等を経て、現在、三菱一号館美術館館長。専門はフランス近代美術。2010年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章
安井裕雄[ヤスイヒロオ]
1969年生まれ。財団法人ひろしま美術館学芸員、岩手県立美術館専門学芸員を経て、現在、三菱一号美術館主任学芸員。専門はフランス近代美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ハイク
119
ミレーと言えば「種をまく人」や「晩鐘」を思い浮かべる。「種まく人」はボストン美術館で観た。「種まく人」は以前競売で50数億円で落札したことで話題になった。「晩鐘」や「落穂拾い」はオルセー美術館展で観た記憶がある。農作業を描く作品が多いので、日本人は親近感を持つようだ。ゴッホも「種まく人」でミレーと似ているが太陽が描かれ明るい絵である。欧州より米国の方が評判が良かったという。大地で働く農民の姿が共感を得たからだ。ゴッホはミレーを模写して心の安定を保ったという。確かにミレーの代表作を眺めると安らぎを覚える。 2017/03/31
どぶねずみ
33
ミレーの祖国はフランス。パリは都会で華やかなイメージがあっても、そもそもフランスは農業大国だ。大自然だけど目立たない自然の美を描く風景。そこへ農作業で働く女性を描くのはミレーの特徴で、当時の働く女性の象徴だろう。私の祖母は農家ではなかったけれど、いつも畑仕事をしていたせいか、ミレーの絵を観ると何だか懐かしくも感じる。とくに貧しい生活の中に子を愛す女性像はインパクトあるが、貧しい生活をする女性という点でも祖母と合致する。きっと芯のある女性を描いているんだろうなぁと想像しながら観るのはとても楽しかった。2021/08/01
green tea
29
インターネットで春、星空を見て気になったので借りてみました。 再検証、かつてのイメージからの転換、再評価 ロココの影響 星空はやっぱり名作でした 絵にまつわるエピソードや影響を受けた人たちの絵も載っていて参考になりました2015/06/14
ちゃこばあ
26
偉大すぎる画家だけどとても親しみが持てました。入選のために作風を変えて描き直したり・・、ゴッホがミレーを参考にしてゴッホ流“種をまく人”を描いていたり・・、沢山知ることができて大満足! “星の夜”に見られる「ミレーの黄昏時や夜に傾けた情熱が、ゴッホに引き継がれ、やがて『ゴッホの手紙』を読んだ宮沢賢治に引き継がれ、『銀河鉄道』として実を結ぶ」って凄いな。2015/07/22
ひ ほ@新潮部
22
バルビゾンの農村を描いたものが好きです。2014/08/09