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目次
第1章 生い立ち―風雲急を告げる幕末の京に生まれる
第2章 棲鳳時代―四条派の絵師につき13歳で絵を始める
第3章 飛躍のとき―新奇のモノとワザに果敢に挑み臨む
第4章 円熟期―猫も鳥も鹿も魚もすべてを慈しむ眼
第5章 悠々老境―画筆に生き筆に捧げた生涯
著者等紹介
平野重光[ヒラノシゲミツ]
1940年京都生まれ。同志社大学文学部卒業。同大学院を経て、京都市美術館学芸課長、倉敷芸術科学大学教授を歴任。美術史家
吉中充代[ヨシナカミチヨ]
1959年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業後、姫路市立美術館学芸員を経て、2001年より京都市美術館勤務。現在、学芸課課長補佐
中村麗子[ナカムラレイコ]
1976年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。2003年より東京国立近代美術館に勤務。現在、同館主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やどかり
16
テレビで「班猫」という絵に目を奪われた。この本の表紙にもなっているが、毛並みやその質感まで伝わり、いかにも猫のしそうな行動の一瞬をとらえている。今にも動き出しそうだ。他にも写実的なライオンや、犬、鳥など、動物の絵が特に美しい。横山大観と並ぶような画家であったのに、なぜ現代ではそこまで名前が知られなくなってしまったのだろう。絵画展があれば、絶対に観に行きたい。2024/07/06
aa
3
国立近代美術館の竹内栖鳳展に行ってきました。 表紙の「班猫」の瞳に吸い込まれてドキドキ。あの挑発的な視線は、女だ。2013/10/12
SEGA
3
国立近代美術館の竹内栖鳳展で購入。薄くて軽い入門編。卓越した技を持つ栖鳳の絵はどれも素晴らしいですが、特に毛や羽毛の表現が冴える鳥や獣(栖鳳が生き物好きなのか)が生き生きとしています。また、「絵になる最初」ではみずみずしくも品のあるエロティシズムが表現されており印象的です。日本画は古くさくなく、素晴らしいものであることが納得できます。2013/09/29
Bartleby
1
あくまでスタイルは日本画、でもヨーロッパの絵画の美学を取り入れ、写実的な作品を描く。フェルメールの構図を彷彿とさせる絵も掲載されている。猿や兎、烏や鯉、鹿に家鴨など動物を描いたものが断然良い。京都でまとまった作品群が見られるらしい。2022/07/30
kaz
1
図書館の内容紹介は『高度な写実表現によって新しい日本画を実現した、近代日本画を代表する画家・竹内栖鳳。年代順にその生涯や変遷をたどりながら、作品の魅力と本質に迫る』。このシリーズの他のものと同様、竹内栖鳳の絵の変遷とその生涯を追うことができるが、栖鳳の場合、やはり画風の変遷は非常に興味深い。対象が生き生きとして見えるのは変わらないが、若いころと比べ、晩年は省筆による表現で、さらに洗練された印象を受ける。2020/11/04
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