内容説明
江戸時代中期から昭和時代初期までの優品を紹介。とくにボストン美術館が誇る所蔵品の中から、日本文化を愛したアメリカ人医師ビゲローが収集した小袖と小袖雛形本が必見です。
目次
ボストン美術館に眠っていたビゲロー・コレクションのきものと小袖雛形本
第1章 江戸時代の小袖
第2章 明治時代のきもの
第3章 大正時代のきもの
子どものきもの
第4章 昭和時代のきもの
帯
婚礼衣裳
著者等紹介
長崎巌[ナガサキイワオ]
共立女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めぐみこ
3
同名の展覧会の図録。収録された着物や浮世絵が一堂に会した所、ぜひ見てみたかった。絶対に圧巻だ。江戸時代から昭和初期にかけて、着物の好みの変遷がよく判った。江戸の町人や明治に流行った鼠色の地に控えめな褄模様の着物は、これを読んでなかったら、ただの地味な着物として素通りしてしまいそう。当時なりの拘りがあると知れて良かった。昭和前期の華やかさと自由さは目を奪われる。P237の着物の地紋がまさかのヒエログリフでひっくり返りそうに。すごい発想だ。2020/03/10
てんこ
1
図書館で借りて読んだが、今更ながらこんな展覧会をやっていたなんて…。実物をぜひ見たかった。どの時代もそれぞれにデザイン・技法・手仕事の細かさ丁寧さに驚くばかりで非常に見ごたえがあった。婚礼衣装に松竹梅鶴亀をすべて入れ込んだり、子供の着物に背守りを付けたりいつの世も変わらぬ親の愛情を感じたりもして、題名だけで何気なく借りた本だったけど、読んで良かった。2021/04/29
沢風南
0
図。展覧会の図録。江戸から昭和までの着物写真がたくさん!帯や簪、浮世絵などの印刷物も載っており、見ごたえばっちり。高畠華宵の絵が数ページに渡って載っていたのも嬉しかった。2014/12/24
がっちゃん
0
先日立ち寄った美術館で頂いたもの。竹久夢二や高畠華宵のデザインがツボです(*´ω`*)2013/12/01