内容説明
各時代、各ジャンルを代表する国宝72件を取り上げた。国宝の見どころを、要点を3つに絞って手際よくまとめた。時代背景や技術、美意識など日本美術鑑賞の際に役立つ知識をコラムに整理。
目次
第1章 絵画・書(吉祥天像―奈良・薬師寺;両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)―京都・神護寺
十二天像―奈良・西大寺 ほか)
第2章 彫刻(観音菩薩立像(救世観音)―奈良・法隆寺
弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)―京都・広隆寺
仏頭(興福寺旧東金堂本尊)―奈良・興福寺 ほか)
第3章 工芸(玉虫厨子―奈良・法隆寺;金銅潅頂幡―東京国立博物館;綴織當麻曼陀羅図―奈良・當麻寺 ほか)
著者等紹介
岡本祐美[オカモトヒロミ]
麻布美術工芸館、サンリツ服部美術館勤務を経て北海道教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おの
9
図書館本。目が楽しい。不動明王二童子像の炎が本物みたいで印象的。松林図の墨のぼかしによる靄が幻想的。南都焼き討ちの本この前読んだので金剛力士像を見ると感慨深い。金銅灌頂幡や金銀透彫華籠のきらびやかさにびっくり。仏教ってもっと地味と思っていた。そして曜変天目茶碗の神秘的な美しさ。この歳になって初めて見た。昔から親が何やら言及していたがこういうことだったのかとようやく合点がいった。2023/10/25
ムレスナさん
2
都道府県別の国宝指定件数一覧と所有先リストで話が盛り上がった。国宝所有数一位は…国宝が1つもない県もある。2011/10/26
鹿乃子
1
国宝の中では彫刻や工芸が好きです。北野天神縁起、那智滝図、制多迦童子立像、玉虫厨子、金銅灌頂幡(こんどうかんじょうばん) 、金銀鍍透彫華籠(きんぎんとすかしぼりけこ)、曜変天目茶碗が良し2020/08/06