アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたいボッティチェッリ―生涯と作品

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808708603
  • NDC分類 723.37
  • Cコード C0071

目次

第1章 画家の礎を築いた修業時代(わが子を思う聖母の胸中―聖母子と天使;名声を得た初期の傑作―剛毅擬人像 ほか)
第2章 メディチ家の庇護をうけ時代の寵児に(メディチ家の英雄たちを描く―ラーマ家の東方三博士の礼拝;聖母子像の傑作―書物の聖母とマニフィカトの聖母 ほか)
第3章 ヴィーナスと聖母の画家(ヴィーナスの画家;美しき聖母の画家)
第4章 サヴォナローラとの出会い、そして晩年(聖母の嘆き―2つのピエタ;古代絵画の復元―アペレスの誹謗 ほか)

著者等紹介

京谷啓徳[キョウタニヨシノリ]
1969年、香港生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。東京大学助手を経て、九州大学大学院人文科学研究院准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

401
ボッティチェリといえば、圧倒的に『春』と『ヴィーナスの誕生』の2作品が知られている。実際、ウフィッツィ美術館でもこれらは特別に注目されているし、いい部屋に展示されそれだけの待遇も得ている。本書ではボッティチェリの作品をフィリッポ・リッピの工房での修業時代から晩年の作品までを紹介する。こうしてあらためて見ると、ボッティチェリは聖母像もことのほか美しい。そして、いずれの絵も「色彩の魔術師」といった趣きだ。日本にも1点だけとはいえ「美しきシモネッタ」がある。丸紅の快挙!53億円のゴッホ「ひまわり」とは大違い。2021/01/23

ハイク

119
ボッティチェッリとの出会いはフィレンツェのウフィツィ美術館であった。かの有名な「ヴィーナスの誕生」を観た。想像以上の大きなキャンパスであったのが第一印象であった。その後日本でボッティチェリ展が一昨年、昨年に渋谷の文化村と東京都美術館で開催された。運よく両方に観に行くことが出来た。数多く作品を見て第一印象は赤と青の色の鮮やかさだった。ルネッサンスという500年前の絵が今も輝きを維持しているのに驚嘆する。また「プリマヴェーラ」も同様印象に残る。「ラーマ家の東方三博士の礼拝」に自画像を挿入してあるのも興味深い。2017/02/15

シャトル

53
去年、開催された「ウフィツィ美術館展」で来日公開されたボッティチェリの絵画はとても良かった。そして現在、開催中の「ボッティチェリ展」どの絵画が来日し展示されているかは不明だが、とても楽しみにしている。このシリーズは気軽に手に取ることができ重宝してます。【追記】2015/04/04「ボッティチェリとルネサンス展」観賞@Bunkamuraザ・ミュージアム2015/03/31

Nat

42
図書館本。良かった!あまりよく知らなかった作品も詳しく知ることができた。ウフィツィ美術館は勿論のこと、システィーナ礼拝堂、ミラノ、ロンドン、ルーブルなどに実際に見に行きたい!晩年の作品を否定的に解説していないところが良い。2023/01/05

ごへいもち

20
ボッティチェリの絵としては 『プリマヴェーラ』と『ヴィーナス(ウェヌス)の誕生』ぐらいしか知らなかったが 仕事で絵に関わることになったので入門書を と思い少し覗いて見た。 ボッティチェリの絵は現代の絵と比べると 特にどうということもないように感じたが 本書に出ている同時代の他の画家とはあきらかに違い 生き生きとした目が特徴的だと感じた。⇒ コメントに続く2011/09/19

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