内容説明
イラストによる庭園俯瞰図と写真で、奈良時代から明治時代以降まで各時代の特徴をあらわした17の代表的日本庭園を紹介。伝統的造園技術に精通する執筆陣ならではの視点からその歴史や作庭のねらい、庭の構成および鑑賞のポイントを解説。
目次
第1章 飛鳥・奈良~平安時代―(概説)「庭」の発祥から「自然風景式庭園」へ(平城宮東院庭園―よみがえった奈良時代の宮廷庭園;平等院庭園―極楽浄土の世界をあらわす ほか)
第2章 鎌倉~室町時代―(概説)書院造庭園・石庭・回遊園路の誕生(天龍寺庭園―嵐山を借景とする勇壮な池庭;慈照寺(銀閣寺)庭園―足利義政が造営に心血をそそいだ山荘 ほか)
第3章 桃山~江戸時代―(概説)庭園文化の変遷と普及(醍醐寺三宝院庭園―現代によみがえった天下人の庭;武者小路千家官休庵露地―「市中の山居」 伝い、いざなう空間 ほか)
第4章 明治時代以降―(概説)自然風から永遠のモダンへ(無鄰菴庭園―新しい時代の息吹を感じさせる近代庭園の祖;三溪園―雄大な空間構成の中に古建築を巧みに配した近代数寄者の庭 ほか)
著者等紹介
尼崎博正[アマサキヒロマサ]
1946年兵庫県生まれ。京都大学農学部卒業。農学博士(京都大学)。京都造形芸術大学教授、日本庭園・歴史遺産研究センター所長、文化庁文化審議会専門委員、ほか。設計作品「花博むさしの山野草園」で1992年度日本造園学会賞受賞
仲隆裕[ナカタカヒロ]
1963年京都府生まれ。千葉大学大学院園芸学研究科修了。農学博士(京都大学)。京都造形芸術大学教授、日本庭園・歴史遺産研究センター日本庭園部門長
今江秀史[イマエヒデフミ]
1975年山口県生まれ。京都芸術短期大学専攻科修了後、造園コンサルタント勤務を経て、京都造形芸術大学修士課程修了。現在、京都市文化財保護課に所属
町田香[マチダカオリ]
1973年神奈川県生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業。京都造形芸術大学大学院芸術研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、国際日本文化研究センター機関研究員、京都造形芸術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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