内容説明
悟りの証である師の肖像画をはじめ、漢詩文の流行から生まれた詩画軸、日本絵画史上に燦然と輝く巨匠たちの障壁画、ユーモラスな禅画。禅特有の仏像や神像、一直線に立ち並ぶ伽藍建築。枯山水に代表される禅院の庭。禅美術の多彩で豊かな世界をトータルに紹介。
目次
第1章 禅の絵画(悟りを開いた祖師たち;禅の悟りへ導くもの ほか)
第2章 師資相伝(頂相と頂相彫刻;印可状と禅の書 ほか)
第3章 禅院の仏と神(禅院に祀られる仏たち;装飾的な釈迦像の出現 ほか)
第4章 建築と庭(禅宗伽藍の特徴;禅宗建築の特徴 ほか)
第5章 禅の歴史・寺院紹介(日本における禅の歴史;主要寺院紹介)
著者等紹介
薄井和男[ウスイカズオ]
国学院大学卒業後、神奈川県立博物館(現・神奈川県立歴史博物館)に勤務。現在同館学芸部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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umeko
12
よくまとまっていて、解りやすかった。地味なイメージの禅だったが、自由すぎる美術表現で、全く違っていることに驚いた。2014/11/12
takakomama
0
東京国立博物館で観た「禅 心をかたちに展」の復習に。禅の絵画や仏像、建築と庭、教えと歴史、寺院など幅広い内容。大好きな若冲も禅宗とかかわりがあったと思い出しました。遠足で鎌倉のお寺には行ったはずだけど・・・ 高校生の時は、興味がなかったせいか、全然覚えてません。2016/11/23
ひ※ろ
0
★★★★☆2021/02/07