内容説明
絵画・彫刻・建築の各分野で活躍した42人を紹介。心温まる聖母子や哀切なピエタ、迫真の裸体表現や神秘の精神世界など、魅力あふれる作品を満載。
目次
初期イタリア・ルネサンスの流れ(チマブーエ「荘厳の聖母(サンタ・トリニタの聖母)」
ジォット・ディ・ボンドーネ「黄金門の出会い」 ほか)
盛期イタリア・ルネサンスの流れ(ドナート・ブラマンテ「テンピエット」;アンドレア・デル・ヴェロッキオ「キリストの洗礼」 ほか)
北方ルネサンスの流れ(ヤン・ファン・エイク「ゲントの祭壇画」;ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「キリストの降誕」 ほか)
マニエリスムの流れ(ポントルモ「十字架降下」;パルミジャニーノ「凸面鏡の自画像」 ほか)
著者等紹介
塚本博[ツカモトヒロシ]
1950年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科美術史学博士課程修了。イタリア・ルネサンス美術専攻。明治学院大学講師、国際基督教大学講師、横浜市立大学講師。また朝日カルチャーセンターとNHK文化センターで西洋美術史講座を担当。毎年、旅行社の「イタリア美術の旅」を立案し、同行講師としてイタリア各地に赴いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ちはや
6
ボスとアルチンボルトが異色。ボスは百鬼夜行っぽいとこがあるかな?アルチンボルトは国芳に似たようなのがあったか!?しかしペストはあかん。結構な確率でペストで亡くなる人多し。2016/09/29
旅猫
2
「イタリア美術とナポレオン」展で見かけて。わかり易く幅広く網羅していた一冊。イタリアに行きたい。ちょうど映画版の「天使と悪魔」を見た後なので、今度は彫刻をもう少し知りたいか。ハンディ版なのも評価ポイント。2009/05/19
ybhkr
2
アールヌーヴォーと同じシリーズみたいだけど、こちらは絵を年代別、種類別にしていて、やはりインデックス的。ジュゼッペ・アルチンボルト(すごい名前だな…)の顔は子供向けの絵本で見た記憶がある。これの分類がマニエリスムなのか!とびっくり。ますますマニエリスムがわからなくなった。大好きなエル・グレコもマニエリスムに分類されていた。わたしの記憶ではルーカス・クラナハもマニエリスムだったような気がするが、こちらでは北方ルネサンスでボスと同じくくり。分類ってむつかしー。ブレラのピエタがピエタの中では特別骨太なかんじ。2015/06/17
サラ
2
ヒエロニムス・ボスの『聖アントニウスの誘惑』が好き!ジョルジョーネの『嵐(テンペスタ)』も謎めいていて心惹かれた。ハンス・ホルバインの『大使たち』に仕掛けられた「メメント・モリ」のメッセージ。こういうの好き。2014/04/20
ぴよぴよ
1
パラパラ絵だけ見た。また詳しく読みたい。異彩を放つ、ジュゼッペ・アルチンボルドの「水」気持ち悪い!魚がうじゃうじゃ。と思ったら、なんと顔に!これもルネサンスの美術かと驚いた。2011/10/08