内容説明
本書は、中学・高校の教科書にのっている作品を中心に、古代から近世までの和歌・狂歌約200、俳句約140、川柳36、および関連の漢詩など古くから親しまれてきた歌・句を収録。創作の参考、古典の学習にも役立つ。
目次
第1章 和歌(万葉集―古代の叙情;古今和歌集―王朝の優美;新古今和歌集―中世の幽玄;後撰集・拾遺集ほか―王朝の余映;歌物語・日記―歌でつづるロマン)
第2章 俳句・川柳(俳句―芭蕉・蕪村・一茶;川柳―庶民の心)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうみい
5
かなり時間をかけて読んでしまったので、平安以前あたりはかなり忘れてしまった…▼強烈に覚えているのは江戸の狂歌のコラム。狂歌はそういうものがあった程度にしか知らなかったが、ひねりが効いてて面白い。「世の中にたえて女のなかりせば、をとこの心はのどけからまし」「不尽の山夢に見るこそ果報なれ路銀もいらずくたびれもせず」素晴らしい。川柳もそういう句がいくつかあったが、近現の人でそういうシニカルというか、ユーモアの効いた作品をあまり知らない(ので教えてほしい)。個人的には近現の短歌より、やっぱり和歌は素敵だと思う。2018/04/13
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