すぐわかる日本の呪術の歴史―呪術が日本の政治・社会を動かしていた

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784808707101
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0021

内容説明

呪術がどのように日本の歴史を動かしてきたのかを時代順に1テーマ見開き2ページで解説。原始的なアニミズムにたつ呪術から、現代の風水や各種占いの流行にいたるまで呪術の流れがよくわかる。

目次

第1章 自然崇拝と大陸文化の流入―縄文~飛鳥時代
第2章 種々の呪術の生成と陰謀―奈良時代
第3章 権力を左右する呪術―平安時代
第4章 武家政権と呪術の消長―鎌倉~戦国時代
第5章 大衆化する呪術―安土桃山~江戸時代
第6章 呪術・占術の現在―明治時代~現代

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
明治学院大学教授。1950年山口県生まれ。専門分野は日本古代史、歴史哲学。比較文化的な視野から日本の思想・文化の研究に取り組む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

27
おどろおどろしい表題だが、まだ科学も医学も啓かれていない時代から、それらが過剰に満たされた現代間での、日本に於ける歴史の中で呪術・宗教・思想がどのように関わっていたか、分かり易くと言うか簡素に、イラストや図像も豊富な手軽な本。マジカルな部分を否定して研究発表した歴史本が評価に値する風潮が溢れていたが、当時生きていた人々に摂ってはそれが、科学であり、常識であり、実際のパワーとしてあったのなら、むしろそれらを考慮してこそ歴時の実情にに迫れると考える。2015/03/22

T2y@

25
先週末のトーハク国宝展帰りに、ミュージアムショップで購入。 アミニズムから、陰陽道、密教、修験道と進んだ、呪術のアウトラインと、時代毎に支配権力に利用されたその歴史。 国宝展で見た仏画の価値が高まった感。 『良い政治が行われると、呪術は後退する』と筆者は云う。 衆議院総選挙を傍目に読了。2014/12/14

里馬

24
残念ながら8割以上は高校で習う様な(或いは資料集で見たり先生の雑談に登場したりする)レベルだったけど、幸か不幸か殆ど忘れていて焼き直し(?)という意味で楽しめた。見開きでパッと纏められていて解り易いし面白い。 必要以上にまじないに振り回されるのは悲しい事かも知れないけど、現代の占い、オカルトに対する興味が薄れ得ない事を鑑みると、軽視すべきでなく確乎り考えたい。2009/09/18

磁石

19
太古の昔からこれだけ、呪術は政治や民衆たちの間にも広がって実行されてきた。これだけ大々的に改めることなく長々とやってきたのなら、趣味や気休めや現実から目を逸らすため以外の『何か』がありそうだ、一息吹けば飛ぶような妄想ではない、実際に効果ある『力』の存在がありそう。もしそうでなければ、なぜ無駄なことに労力と金と時間をかけ続けるのか、納得いく説明が見つからない。2016/08/16

14
土偶にユリゲラーにオウムにと、ざっと面白おかしく日本の呪術を追った本。天海に賀茂に安倍に道鏡に崇徳上皇に…ととりあえずなんでもまとめてあるので、ざっくり見るにはいいかも。あんま目新しさはない。2020/07/18

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