出版社内容情報
仏像が、仏教においてどのような役割にあるのか、なぜそのような衣服やポーズなのか等、基本的な知識を、写真・イラストを中心にわかりやすく解説。お得でハンディな仏像百科事典の決定版。仏像名称索引も付加。
内容説明
786ページ、図版1450点、他方の仏像も多数掲載し、研究・調査に役立つあらゆる種類の仏像を紹介。
目次
第1章 如来
第2章 菩薩
第3章 観音菩薩
第4章 大日・明王
第5章 天
第6章 羅漢・祖師
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizimasu
8
仏像の種類を知りながら、その歴史的な変遷も学べるのが、この本のいいところ。最初に釈迦如来から始まり、浄土、そして密教へと連なる仏像の流れを概観しつつ、如来に、菩薩、八部衆とかその立ち位置なんかも抑えてくれるのが参考になるかな。よくよく考えると、仏教美術の本は入門書のような薄い本を読んでいたんだけど少し大変でも最初から体系だった本にせっせておくと後からものすごく、色々な気づきがあることがわかります。気づきというのは、こういう大著が手元にあるといいなあと思ったりもして本の感想とは違うけどある意味ものすごい良書2015/05/14
秋津
0
仏像を如来、菩薩、天や明王、そして仏教の影響下で作成された神像や高僧などの分類ごとにまとめた一冊。「~寺に~菩薩像があるよ」のような観光ガイド風ではなく、どういう役割を持ち、それが「像」としてどのような特徴として現われているか、仏像を通じて仏教に関する基本的な知識を得ることのできる素敵本。通読しなくても時々取り出して部分部分をにやにや眺めるだけで楽しいのであります。この手の本を読むたび百済観音を拝観したいなと思うのですが、思っているだけの辺りが信心不足。2015/12/24