内容説明
粘土をこねて焼いた土器は、現在わたし達が毎日使っている陶磁器とは違って、窯のような設備をもたない野焼きでつくられたと推定されています。比較的低温で焼かれたために赤褐色や黒褐色の色調となり、土器の表面の縄目の文様から、一般に縄文土器と呼ばれています。現在ではこの縄文土器は、約10000年の長い間使われていたとみられ、6期に区分されています。そのうち前半の草創期から前期までの約7000年間、つまり土器づくりを始めた段階から土器づくりに熟達し、多くの文様やいくつかの器形を生みだした段階までを、本書であつかいました。
目次
第1章 縄文土器の文様
第2章 縄文土器の型式
第3章 縄文時代草創期
第4章 縄文時代早期
第5章 縄文時代前期
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