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内容説明
世田谷区長、保坂展人。市民目線の政策。保育の質を落とさない待機児童対策。高層ビルを建てない下北沢再開発。同性パートナーシップ制度。自然の力を生かすインフラ整備。…92万人都市、世田谷区からの社会変革。
目次
第1章 5%改革
第2章 待機児童対策
第3章 下北沢再開発
第4章 教育
第5章 新型コロナウイルス対応
第6章 性的マイノリティ政策
第7章 グリーンインフラ
第8章 LIN‐Net(ローカル・イニシアティブ・ネットワーク)
座談会(2023年10月25日開催のイベント「政治は変わる!地域からコモンをつくる」より)
著者等紹介
保坂展人[ホサカノブト]
1955年、宮城県仙台市生まれ。東京都立新宿高校中退。政治家、教育ジャーナリスト、東京都世田谷区長。1996年10月に衆議院議員となり、2009年まで3期11年。2011年に世田谷区長に当選して現在4期目。中学校卒業時の内申書をめぐる内申書裁判の原告でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
練りようかん
11
認知症の価値観を変える条例のニュースが初めてで、その後も実行力のある区長という印象を抱くことが何度かありタイトルに惹かれた。区民ではないのに関心度が高かったことに気づいたのが面白い、特に下北沢再開発は長くかかった経緯や風が変わった力点が勉強になり、ベースのオレゴン州ポートランドの公園を検索して楽しんだ。話し合いを物凄い回数されてるのが驚きで、何も参加したことのない身としては労力や意志の強さを想像するしかない、その上でのボトムアップ。1番は待機児童問題の固定資産税。この方じゃないと成し得なかったと思った。2024/10/24
愛の工場長
0
中島岳志:永遠の微調整:大切なものを守るためには、徐々に変えていく必要がある。自己の理性や知性の限界に対する謙虚な姿勢。5%改革。漸進的改革。統御の時代から寄り添い、力を引き出す時代へ。「地域主権と民主主義」の実現。相互扶助、社会的協働を重視し、実現する地域社会。「気候市民会議」ライフスタイルの転換を推進し、地域循環型経済を実現。「ケアを社会の真ん中に位置づける」「人権を尊重し、多様性を認める社会を実現」「市民が参画し、協働するまちづくり」「選挙と選挙の間の民主主義」を作る。ラディカル・デモクラシー。2025/01/29
数之助
0
本書「おわりに」で中島教授も指摘されているが、衆議院の「質問王」だった保坂区長の「野党」性を持続しつつも、「与党」的でもある政策推進録。2024/07/05