出版社内容情報
皆さんは民主主義と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
選挙や議会の仕組みを思う人も多いでしょう。
漠然と素晴らしいもののように感じていたり、反対に「民主主義なんて建前にすぎない」と不信感を抱いていたりと、人によって捉え方が違うと思います。
世の中が大きく変わろうとしているいま、「民主主義」について一度立ち止まって考えてみませんか。
きっと未来の見え方が変わってきます。
内容説明
世の中が変わろうとしているいま、民主主義について考えてみませんか?日本を代表する政治学者が分かりやすく解説。
目次
第1章 いま、いろいろ大変だぞ民主主義(第1の危機 ポピュリズムにのまれる国々 民主主義が、重大な判断を誤ってしまうことがある?;第2の危機 独裁的指導者の増加 民主主義じゃない方が経済は発展する? ほか)
第2章 私たちの暮らしにつながっているぞ、民主主義(民主主義を知るカギ1 古代ギリシア独自の民主主義の実践 民主主義は「選挙」だけのことじゃない;民主主義を知るカギ2 あらゆることを話して決めた「民会」 話し合いの場で徹底されていた「平等な発言権」 ほか)
第3章 先人たちが作ってきたぞ、民主主義 世界編(先人たちの民主主義 世界編1 民主主義のルーツはどこにある? 世界のあちこちで実践された「話し合い」;先人たちの民主主義 世界編2 話し合いの仕組みを大きく変えたクレイステネスの改革 「しがらみ」をなくすことで民主主義がはじまった ほか)
第4章 先人たちが作ってきたぞ、民主主義 日本編(先人たちの民主主義 日本編1 明治維新によって動きだした民主主義 横のつながりで、垣根を超えて話し合おう;先人たちの民主主義 日本編2 明治・大正の民衆運動と吉野作造の民本主義 「これでは納得できない!」不満を抱えた民衆が国を動かす ほか)
第5章 いまから、あなたにできること(NEW民主主義を作るために1 不満や疑問はバージョンアップさせるチャンス! いまこそ、新しい民主主義をはじめよう;NEW民主主義を作るために2 長所と短所があることを踏まえて考えてみる 仕組みを疑ってみる。私たちの選挙制度は何が問題なのか知ろう ほか)
著者等紹介
宇野重規[ウノシゲキ]
1967年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は政治思想史、政治哲学。2022年2月に始動した「令和臨調」では第3部会の主査を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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