内容説明
ネコのコロナウイルス/ネココロナ、日本の現状/ネコを苦しめる3つの「詰まり」/なぜキャットフードしか食べないのか/輻射熱による熱中症…病気、食事、環境などをめぐる5章で構成。
目次
第1章 ネコの病気(伝染病;生活習慣病 ほか)
第2章 ネコの食事(ネコはそもそも肉食動物;なぜキャットフードしか食べないのか ほか)
第3章 ネコの環境(室内飼育と外飼い;野良ネコと飼いネコ ほか)
第4章 比較してディープに知る(孤独に強いネコ、群れを作る犬;人間が食べない家畜の代表、ネコと犬 ほか)
第5章 ネコと人、これまでとこれから(ネコは「炭鉱のカナリア」;ネコの平均寿命は15歳? ほか)
著者等紹介
南部美香[ナンブミカ]
1962年、東京に生まれる。獣医師。北里大学獣医学部卒業。厚生省(現厚生労働省)厚生技官を経て、千葉県岩井町(現南房総市)で動物病院を開業。94年米国カリフォルニア州アーバイン(当時。現在は移転)のネコ専門病院「T.H.E.CAT HOSPITAL」でネコに特化した医療を学ぶ。帰国後、東京・千駄ケ谷にネコの専門病院「キャットホスピタル」を開業する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆきんこ
1
ネコの病食住について書かれていて「猫はどんな動物なのか」を追求する本。最初にまず書かれていたのはネコのコロナウィルス。ネココロナには一過性の下痢を起こすだけで軽症の「腸コロナ」と死亡率ほぼ100%の「FIP」の2種類があり、今まで別のコロナウィルスの病気だと考えられてきたが、実は同じコロナウィルスで軽症例と重症例の違いだったという。耳が折れている猫、最近人気だがこれは「軟骨の形成不全症」という病気らしい。アメリカと日本の安楽死の違いも書かれていた。アメリカは死が近く迫っている場合、治療よりも安楽死。 2022/02/22
地味ぃ
0
参考になる話もあったけど、外飼いの話、ネコの環境については全く共感できない、ネコを自然のままに飼うのがよしみたいな書き方には疑問。猫は鳥だけでなく虫や爬虫類だって捕まえて食べるよ。人間含む動物に猫が狩られてもよいとしたうえで自然のままでという主張なら、覚悟の上なのねって理解する。賛同しないけど。でも著者は猫が、食物連鎖の上位だから放し飼いが良いって考えてるんでしょう。猫も好きだし爬虫類も好きな人間としては、「猫に限らずペットを放し飼いするな。避妊もしてないならなおさらだ!!」と強く言いたい。2024/07/07
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