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内容説明
都電の音、あの日の思い出、ずっと。東京都交通局が、平成28年5月20日から8月15日まで一般募集した「東京都電diary」。戦時中から現在のエピソードまで、応募総数500点。そのすべてが、家族や大切な人とのかけがえのない思い出でした。ここに収録されているのは、その中から選ばれた50のエピソード。東京新聞での連載が話題を呼び、2つの広告賞を受賞。プロの作家には決して書けない、宝物のような掌編が1冊の本になりました。ページをめくれば、懐かしい都電のガタゴトが、あなたの心にも響き出す!日本新聞協会新聞広告大賞、中日新聞社広告大賞最優秀賞、W受賞!
目次
都営交通賞
都電賞
審査員特別賞・池波志乃
審査員特別賞・中尾彬
審査員特別賞・なぎら健壱
審査員特別賞・倍賞千恵子
審査員特別賞・薮野健
東京新聞賞
入選作品
特別対談
審査員インタビュー
都電フォトギャラリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみやん📖
3
東京都交通局が、都電の105周年記念事業として、都電にまつわる思い出を公募して、50のエピソードを順次東京新聞に掲載していたが、それらをまとめた本。マッチ箱のような電車が都内(創業時は東京市内)を縦横に走ってたなんて、今では想像もつかない。永井荷風や三島由紀夫、松本清張など、みんな都電に乗っていたと思えば興味深い。小学生も年寄りも都電に乗りさえすれば、簡単に安心して都内どこでもいけたとは。高架でも地下でもなく、東京の街の表情を感じながら、ゆっくりだがレール上を確実に旅することはもうありえないのだろうか。2017/10/27