内容説明
心せよ!アルプスでも奥多摩でも遭難事故は悲惨。
目次
すぐそこにある遭難事故(一〇〇メートル転落すれば剱でも奥多摩でも結果は同じ 侮るな「東京の山」。遭難件数は常に上位;当てのない捜索は東京ドームで一〇円玉を探すに等しい せめて登る山とコースを記したメモを残すべし;深刻な転落からの奇跡の生還 事故はまたしても奥多摩の「魔の場所」で起きた;この警告を何度でも言わせてもらおう「道に迷って沢に降りたら死ぬぞ」;同じ山ヤとしてあえて言う あなたたち、山岳会員としてもっとプライドを持て;野生動物の襲撃による遭難にも注意 山野井泰史君がクマに襲われた顛末を振り返ってみる;トレイル・ランニングでの遭難事故 トレ・ランはこれからの登山界の大きな課題のひとつ;御前山における遭難事故二題 「まさかこの山で」の行方不明でいまだ一人発見ならず)
奥多摩山岳救助隊日誌抄(週休に「見つけましたよー」;春を待ちきれなかった人;四カ月ぶりにKさんは遺族のもとに;「稲村岩」哀歌;今年初めての山岳遭難;韓国と日本、その登山事情;はぐれ遭難の狩倉山;荒れたゴールデンウイーク;駅まであとわずかの無念の死)
著者等紹介
金邦夫[コンクニオ]
1947年、山形県小国町に生まれる。1966年、警視庁警察官となる。1970年、警視庁山岳会「クライム・ド・モンテローザ」を設立。1977年、米国ヨセミテにおける山岳救助研修に参加。ヨーロッパアルプス三大北壁などにも挑戦する。機動救助隊、五日市警察署山岳救助隊、レンジャー部隊などを経て、1994年から青梅警察署山岳救助隊副隊長として奥多摩に勤務。2003年、警視庁技能指導官(山岳救助技能)の指定を受ける。年間約40回救助出動、他に多岳事故防止啓蒙活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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