内容説明
日本の経済界では「ミャンマーはアジア最後のフロンティア」として大きな注目を浴びている。お茶の研究者として同地を訪れた筆者は、文化、歴史、そしてそこに暮らす人々に魅せられて、20年にもわたり通い続け、国中をくまなく歩いている。数多くの出会いと膨大な写真のなかから厳選し、ミャンマーを訪れたいと思う人、興味のある人にとって気になる話題を満載。ガイドブックには載っていない、一歩深いミャンマーが見えてくる。
目次
第1章 仏と精霊の国、ミャンマーへようこそ―エーヤワディー川の流れに沿って
第2章 中国からの大波―ラオカイ、ムセ、カンパイドゥ、黄金の三角地帯
第3章 「カチン族の首かご」を行く―風の丘スンプラボンへの道
第4章 パラウン族のお茶作り―食べるお茶を求めて
第5章 インレ湖の祭り―湖のインター族と山のパオ族
第6章 インパールへの道―フーコン渓谷とチンドゥイン川そしてチン州
第7章 インド洋に沿って―ベンガル湾からアンダマン海へ
著者等紹介
中村羊一郎[ナカムラヨウイチロウ]
専門は民俗学と文化人類学。東京教育大学卒業後、静岡県史編さん室長、県立高校長を経て、現職は静岡産業大学情報学部特任教授。富士山世界文化遺産推進学術委員会静岡県委員、静岡市歴史文化施設建設検討委員会委員長、世界緑茶協会評議員、日本民俗学会評議委員等の社会活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
63
面白かった。2013年刊だからスーチーさんの軟禁が解かれて希望が見えてた時期のですね(今また大変なことになってる)。 静岡歴博の前館長。 お茶の研究でミャンマーへ。 戦中のジープに乗せられたり、ナッという伝統宗教(宗教者女装)に関わったり、あの北の魔の無法地帯付近行ったり、なかなか冒険家です。2024/04/22
OMO
2
面白さ:○ 興味:◎ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2021/12/02
だみ
0
読みごたえありました2013/06/16
7 Suzuki
0
写真も文章もいい。著者のまなざしがいいのかもしれない2018/07/11