内容説明
ザイルに血が通う仲間とともに、世界の高峰に挑戦。70年代から90年代、強い意志と情熱を燃やして登り続けた登山記の数々。厳冬のエベレスト南西壁はじめ、ヒマラヤの巨峰群15座に登頂した登山家・尾形好雄の待望の一書。
目次
ヒマラヤへ憧れ、福島から世界の峰々を夢見て
18年間の空白を埋めて、ヒマルチュリ南西壁初登攀
憧れの8000m峰、カンチェンジュンガ交差縦走。ナンダカートの悲劇
最後の玉峰を求めて、未知の峰々へ
悲しみのマッキンリーから、白魔が咆哮するチョモランマ北壁へ
究極の挑戦、冬期サガルマータ南西壁初登攀
特派記者として海外の山々へ
鶴の恩返しとヒマラヤ道場
著者等紹介
尾形好雄[オガタヨシオ]
1948年7月2日、福島県福島市に生まれる。中学時代から地元の吾妻・安達太良山に登り始め、高校時代に山岳部に入部してから山の虜になる。1967年に社会人山岳会「雪と岩の会」に入会し、本格的な登攀活動を始める。山岳会ではチーフリーダーを務め、国内の山でオールラウンド・クライマーとして活躍。1974年に隊長としてヒマラヤの高峰に最初の1歩を印す。以後、17回のヒマラヤ遠征で8000m峰5座、7000m峰6座(初登頂5座を含む)、6000m峰4座など15山に登頂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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