出版社内容情報
中高年をはじめ登山者の裾野はずいぶん広がってきました。その一方でとかく見過ごされていたのが正統的な登山技術です。いわばワンランク上のスタンダード技術。体のこなし方や、安全確保のためのロープワーク、厳しい条件下での正しい道具の選択とその使い方など―を、本書は経験豊かなプロガイドが伝授します。剣、穂高などの上級山岳から本格的な冬山までを、いかに確実に登るか。一歩先の山を目指す登山者が身につけねばならない技術が網羅されています。
=目次=
【夏山】
用具選択の基準 ●靴 / ストック、ピッケル、アイゼン / ウエア・雨具、その他装備
歩行技術 ●ガラ場・岩場の歩き方 / 岩場での体のこなし方 / 岩場の下り方 / クサリ場 / 雪渓技術
Q&A
【ロープワーク】
ロープワークとは ●ロープワークのためのギア / 知っておきたいロープの基礎知識 / 知っておきたいロープの結び方 / 支点についての知識
スタカットビレイ
コンテニュアスビレイ
フィックスロープ
下降技術 ●懸垂下降 / ロアーダウン
補助ロープの使い方 ●ギアがない時の応急手段
ゲレンデで何を練習するか
実際の山でのロープワーク ●やってはいけない集
Q&A
【冬山】
冬山用具の揃え方 ●靴 / ピッケル、アイゼン / ウエア / 手袋・帽子
歩行技術 ①キックステップ ②アイゼン歩行 ●ピッケルの使い方 / 滑落停止 / 初期停止 / 雪上技術の練習法
ロープワーク ●コンテニュアス歩行 / スタカット歩行 / 雪山でのビレイ方法 / コンテニュアス×スタカット / 実際の山でのロープワーク(冬山編)
生活技術 ●防寒対策 / 危険回避 / 休憩時の諸注意 / 幕営とビバーク / Q&A
【緊急時対策】
山の危険について ●様々な危険要因 / 病気・疲労 / 怪我
遭難時の対応 ●自力脱出 / 救助隊による搬出 / Q&A
【登山の取り組み方】
登山の取り組み方 ●組織作り / ガイド登山について / ステップアップ
コンディショニング ●ストレッチ / 山での食事 / 疲労回復
自然保護について
内容説明
剱、穂高などのアルプス3000m峰から冬山までを安全確実に登るための必修技術。岩場での体のこなし方、ロープワーク、ピッケル・アイゼンワーク、緊急時対策などを、実践に即してわかりやすく解説。
目次
夏山(用具選択の基準;歩行技術 ほか)
ロープワーク(ロープワークとは;スタカットビレイ ほか)
冬山(冬山用具の揃え方;歩行技術 ほか)
緊急時対策(山の危険について;遭難時の対応 ほか)
登山の取り組み方(登山の取り組み方;コンディショニング ほか)
著者等紹介
菊地敏之[キクチトシユキ]
1960年神奈川県生れ。10代半ばからクライミングを始め、国内外に記録多数。山岳ガイドとして、また山岳ライターとして、登山技術の普及に長年関わっている。クライミングジャーナル編集長、オペル冒険大賞事務局長、日本アルパイン・ガイド協会自然保護委員長などを歴任。現(社)日本山岳ガイド協会上級登攀ガイド。野外・高所救助技術研究機構会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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