出版社内容情報
世界標準の技術解説を軸に、新しいアルパインクライミングの技術と本質に迫る!! クライミング技術の基礎編として根強いファンをもつ『最新クライミング技術』をさらに発展させ、今、世界でスタンダードとなっている新技術を中心に「新しいアルパインクライミング」を解説する。クライミングを「文化」として捉え、その歴史と現在の状況を示しながら、将来のあるべき姿を提言する。山での救助技術についても最新かつ詳細な技術を紹介、世界と日本のアルパインクライミングの歴史も比較する。『最新クライミング技術』とあわせてクライマーのバイブルとして常備したい解説書。
●アルパインクライミング概説
アルパインクライミングとは/アルパインクライミングの歴史/「クライミング技術」再論/どのような技術が必要か/倫理―明文化されないルール
●ロープアクセス
ロープ/カラビナ/スリング/ビレイディバイス/セルフビレイ/懸垂下降
●クラッククライミング
ジャミング技術/ワイドクラック/ナチュラルプロテクション/海外のルートを目指すために/クラッククライミング私見
●ビッグウォールクライミング
ビッグウォールとはプランニング/ビッグウォールでのロープワーク/アメリカンエイド技術
/単独登攀/ビッグウォールクライミング私見
●冬期登攀
冬期登攀とは/アイスクライミングの歴史/ギア/ダブルアックス技術/プロテクション技術/冬壁登攀/アイスクライミング私見
●レスキュー技術
レスキュー技術総括/レスキュー活動の実際/岩壁からの脱出/山岳地帯からの脱出/ワークレスキュー
内容説明
大好評『最新クライミング技術』の続編&最新技術の決定版。クラック&ナチュラルプロテクション、ビッグウォール、アイスクライミングを軸に、新しいアルパインクライミングの技術と本質に迫る。
目次
1 アルパインクライミング概説
2 ロープアクセス
3 クラッククライミング
4 ビッグウォールクライミング
5 冬期登攀
6 レスキュー技術
著者等紹介
菊地敏之[キクチトシユキ]
1960年神奈川県生れ。10代半ばからクライミングを始め、山岳会での「70年代日本のアルパインクライミング時代」を経て、80年代初頭からはヨセミテのクライミングに傾倒。彼の地での長い滞在で、ビッグウォール、ロング&フリー、ショートルートとマルチにこなす。最近は瑞牆山など国内でのロング&フリーに力を注いでいる。元クライミングジャーナル編集長、オペル冒険大賞事務局長。現(社)日本山岳ガイド協会上級登攀ガイド。野外・高所救助技術研究機構会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。