内容説明
名物町医が耳を傾け続けた悲喜交々の人生絵巻。ボブ・ディランの歌詞にも影響を与えた『浅草博徒一代』の著者が、人に話したくなる、人が好きになる人生の妙薬を処方します。中日新聞、東京新聞連載の名物エッセー、『診療室日誌』より心に染みる全130話。
目次
駄菓子屋の往診
竹薮のピカソ
おねしょ
初恋のバラ
自転車の荷台
カマキリの宿
寅さんなんて
漱石より私の亭主
観音様のおにぎり
桃の缶詰〔ほか〕
著者等紹介
佐賀純一[サガジュンイチ]
1941年、茨城県生まれ。慶應大学医学部卒。ハワイ・クワキニ病院に勤務。現在、茨城県土浦市で開業するかたわら、郷土や市井の人々をテーマにした著作を発表。『絵と伝聞 土浦の里』で、第一回日本私家本図書館賞を受賞。その英語版『Memories of Silk and Straw』はサントリー地域文化賞、国際出版文化賞、外国人記者クラブ最優秀図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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