出版社内容情報
アレルギーっ子をもつ親は、子どもの生活範囲が幼稚園・小学校へと広がるにつれて、給食や行事対策を中心とした悩み・不安に直面することがより多くなります。「除去食が好き嫌いや偏食と誤解されないかしら」「一人だけお弁当で、クラスメートとうまくやっていけるかしら」「宿泊行事に参加できるかしら」「友達のオヤツをほしがってこまる」「食事制限をしていても、祖父・祖母がすぐにオヤツをあたえてしまう」「知らない人からまで、かわいそうだといわれる」……。食事コントロールはもちろんのこと、生活上の細かな注意点や親戚関係など人間関係に悩んで親自身がノイローゼになりそう。でも、そんな悩みや不安を明るく乗り越えて、生活をエンジョイしてしまうノウハウがあるんです。子ども自身が自分の生活をコントロールする力をどう育てたらいいか、親自身もストレスを解消して仲間づくりをすすめるにはどうしたらいいか。本書は、「子どもの集団の中での暮らし方」「子どもの発達段階に合わせた親の対処法」「親のストレス解消と仲間づくり」の3点から、ケース・バイ・ケースで具体的に処方箋を解説しています。『
内容説明
好評『アレルギーっ子の食卓』の著者が贈るすぐ役立つノウハウ集。「アレルギー対応願いの文書例」、「料理の差し替え例」「アレルギー対応の店・商品の巻末資料」つき。
目次
1 集団の中でどう過ごすか―社会生活上の支援(保育所・幼稚園・学校で気をつけることは?―給食・行事対策;友人・親戚とのおつきあいは?―うまく理解を求めよう;外食・外泊はどうするの?―五大アレルゲン抜きでも旅はできる)
2 自己管理力を育てるには―心理発達面の配慮(子どもが他の子のオヤツを欲しがって困る―欲求不満の解消法は;お小遣いで買い食いを始めたが―何がOKかをいっしょに考えよう;解除の指導をしてくれる医者が見つかりません―妥協点を探しながら)
3 親も迷うのだけれど―ストレス解消法と仲間作り(汚染された母乳を止めるべきか迷っています―粉ミルクは最後の手段;目の前でかいている子をどうしたらいいの―子育てを楽しむこと;ストレスがたまってしょうがない!―行き詰ったら開きなおろう ほか)
著者等紹介
佐藤のり子[サトウノリコ]
1955(昭和30)年、大阪府枚方市生まれ。同志社大学文学部文化学科心理学専攻卒業。本業は、児童福祉分野で子どものプレイセラピーと療育、保護者のカウンセリング。「アレルギーっ子つくしんぼの会」代表。月例会と会報の発行、行政交渉などの活動をしている。大学生・中学生の男の子・夫の四人家族。『未完成アレルギーっ子行進曲(マーチ)』にて健友館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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