山の遭難 生きた、還った―セルフレスキューの秘訣

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784808308223
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

出版社内容情報

中高年を中心に多くの登山愛好者が山歩きを楽しんでいる。そんな光の半面、影の部分として「転倒、転落、道迷い」などが上位を占める遭難事故が激増している。しかし、思わぬアクシデントに遭っても、危機を乗り越え“自力”で生還する人々がいる。そこには単なる偶然や幸運ではなく、英知と判断力がものをいう世界がある。
 本書では、山の専門誌「岳人」の好評連載「すぐそこにある事故」「山のセルフレスキュー」を中心に、前編集長・永田秀樹が、過去の遭難の中から危機を切り抜けて生還したケースを紹介。
 山中彷徨12日間、道迷いの9日間、雪稜に襲来した落雷で失神、風雪4昼夜のビバーク、ホワイトアウトからの脱出、ナイフ1本が救った雪崩遭難など約15例を挙げ、さらに、そのサバイバルのポイントを編集。
 冷静・沈着に状況を把握して無事に下山した人々の報告には、大自然の中で生き残る知恵が網羅されている。

内容説明

山の専門誌「岳人」の好評連載「すぐそこにある事故」「山のセルフレスキュー」を中心に、遭難の危機を切り抜けて生還したケースを紹介、そのサバイバルの秘訣を編集。冷静・沈着に状況を把握して下山した人々の報告には、大自然の中で生き残る知恵が網羅されている。

目次

第1章 生きた、還ったケース12(道迷い―残雪の妙高山で12日間さまよい、自力下山;骨折事故―大菩薩・小金沢連嶺で転倒;気象急変―奥美濃で予想外の大雪沢登りで下山遅れ;落雷―白馬岳主稜で突然落雷、失神;落雷―爺ヶ岳、雷雨に急襲された2パーティー ほか)
第2章 山のセルフレスキューの秘訣18(「声をかける」から「応急手当てをする」へ;セルフレスキューは重要な登山技術のひとつ;応急処置と救急パック、その揃え方;手当ての前に、負傷者の状況を把握;しっかり覚えたい人工呼吸と心臓マッサージ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬木楼 fuyukirou

21
図書館でたまたま目にして借りてきた。今年6月に草津温泉に行った時に、そのままの軽装で元白根山をハイキングして来たが、すれ違う人たちがしっかりと山歩きの服装をしていたので、そういう場所だったのかと後から気がついた。 この本には雪山に行かれた方が万一の場合にどうしたかが書かれていて緊迫した気持ちで読んだ。私は雪山に行くことはたぶん無いけど、 山を楽しむために、事前に準備できることには気をつけようと思った。2016/10/09

yamakujira

5
2005年発行。前半では国内の山で遭難から生還した例を挙げて検証、後半でセルフレスキューの方法や心構えを説く。登山するならば、転倒、滑落、落石、落雷など、低山でもリスクを認めなければならないけれど、本書で紹介されるのは、岩登り、沢登り、冬山登山、山スキーが多く、山岳会に所属したパーティーの遭難ばかりだから、週末ハイクとはレベルが違うな。それでも単独行じゃ助からないと思える事例が多い。だからと言って単独行を非難するのではなく、登山するには遭難リスクを想定した準備と覚悟が必要だということだね。 (★★★☆☆)2021/02/21

らぴ

5
遭難ものブーム(笑)なので読んでみたけれど、これこそは実践系の本で、実際山に登る人以外は読んでも特におもしろくはないと思う。羽根田氏の本がいかに読み物としても優れているかをこの本を読むことによって知った。2010/12/28

ぴよちゃん

4
★★★★★ 図書館本。他人事ではない。教訓がつまった一冊。2020/07/03

ノチヲ

3
雪山は登らないハイキング趣味ですがそれでも迷いそうになったこともあるし、転びそうになったこともあるのでセルフレスキューの知識と準備は必要だと思うのですよ。ただ最初の事例がアルピニストすぎてせっかくの後ろ側の対応策が霞んじゃった。最初の体験談は緊迫感があって読み物としても面白いかもです。ハザード好きな方は読んでみてはいかがでしょう。図書館本2019/06/27

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