内容説明
「ユトリ」「アホ」「頑張る」「王道」―ふだん何気なく口にする言葉の裏には、日本の歴史と文化が息づいている。日本語を考えると、今日の日本と日本人の姿がくっきりと見えてくる。『日本国語大辞典』の編集長だった著者が、折々の日本語を手がかりに、22のテーマから考察した斬新な日本および日本人論。
目次
第1章 現代を読み解く日本語(「○○円からお預かりします」と消費税;情緒を好む日本語を支える「和語」 ほか)
第2章 外来語を受け入れる日本語(日本語にしのびこんでいる翻訳調;キリスト教と日本語 ほか)
第3章 それぞれの「語史」が語るもの(「頑張る考」に見る現代日本;広くて豊かな「動詞派生語」の世界 ほか)
第4章 日本の漢字から見えてくるもの(訓読みの功罪について;同音異字の漢語問題;新字体の「点」のあるなしをめぐって;泥沼にはまった人名用漢字)
著者等紹介
倉島長正[クラシマナガマサ]
昭和10年(1935)長野県生まれ。早稲田大学文学部国文科卒。小学館『日本国語大辞典』(初版・全20巻)の編集長を務めた
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