出版社内容情報
著者は、東京都老人医療センターで三十余年にわたって診療に携わった。お年寄りに接し話し合う毎日の中で、老境で病を得た状態であっても、なおたくましく活力があり、ユーモアにあふれ、充実した人生を送る多くの人たちに出会った。そんな人たちから聞いた、胸の内、すばらしい生き方、病気とのうまいつきあい方など、「ちょっといい話」の数々を、お年寄りから託されたメッセージとして、これから老いを迎えるすべての人たちへ送る。
中高年はもちろん、四十伐、三十代の読者にも、「老いる」こと、「生きる」ことの意味を考え直させてくれる好エッセー。また、医師としての立場から、「うまい受診のこつ」「老いの病気」などの医学的テーマも分かりやすく解説している。東京新開夕刊連載「『老い』を診て」に大幅加筆。
目次
第1章 パワーのあるお年寄り(すばらしき人生に乾杯;病気とのうまいつきあい ほか)
第2章 上手な受診(あなたが主役;医療はサービス ほか)
第3章 老いの病気(老年痴呆ということ;お年寄りの落ち込み ほか)
第4章 老いの生きざま(さまざまな終焉;家族だからこそ果たせる役割 ほか)
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- 和書
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