出版社内容情報
山を歩くことは楽しい。それに読書を加えれば、なお人生が豊かになる。だが、山書(山や登山についての書物)は、一説には二万冊ともいわれ、何を読んだらいいのか、迷う人が多い。そんな時の山書の選び方指針として書かれたのが本書。豆本から雑誌まで、絶版文庫や歴史の流れに消えた書物、埋もれた名著を紹介する。
著者は東京学芸大学教授で画家、そして、沢登りを中心とした登山家。すぐれた審美眼を通して、従来の山書紹介本とは違った角度から必読の書を発掘している。手に入れにくい古書の探し方も親切に伝授。山の情報誌「岳人」に連載された、山好きの人たち必携の書。
内容説明
豆本から雑誌まで、2万冊といわれる山書…山の本の中から必読の書を紹介。
目次
山書話事始め
山書コレクション考
文庫本談義(幻の東亜文庫;『山と書物』と岩波文庫;中公文庫はえらい!)
山岳雑誌大研究(戦前編;戦後編)
「み・な・み・あ・い・づ」の山の本
山岳会会報の愉悦
蒐集の楽しみ=署名本をめぐって
古本蒐集の世界
趣味と山書=「マイ・ベスト20+1」〔ほか〕
著者等紹介
河村正之[カワムラマサユキ]
1955年山口県生まれ。画家。東京学芸大学美術家助教授・学術博士。幼少の頃より絵とともに山に親しみ、中でも沢登りを好む。下田・川内をはじめとする東西南北の静かな山を愛するが、近年は多忙を理由にもっぱら自宅周辺の低山・ヤブ山を徘徊している。浦和浪漫山岳会OB会員、日本山書の会会員。東京都あきる野市在住
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感想・レビュー
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