内容説明
パルミラは、現地名をタドモルという。シリア砂漠の要地として古い記録にも現われる、オアシスの街である。パルミラの遺跡は、シリア考古局の管理のもとに現在発掘中であり、今後なお何十年も継続されるであろうが、修復作業も同時に進んでいる。この発掘と修復に当たっている中心人物が、本書の著者アドナン=ブンニ氏とハレド=アル=アサド氏である。本書は、著者の意向を受けてフランス語版を訳出し、日本語版として一部書き改めている。
目次
1 はじめに
2 パルミラの自然と歴史
3 パルミラの美術
4 パルミラの神殿
5 パルミラの都市
6 パルミラの墓室
7 パルミラ博物館
8 パルミラ周辺の遺跡
9 現代のパルミラ