内容説明
本書は広く医薬に携わる研究者、医師、薬剤師さらには大学院生をも念頭におき、いまだ血管細胞の培養に関して経験のない方々を対象にして立案された。基礎編には、急速に進歩発展し蓄積されつつある血管細胞に関する情報が整理され、実験編では書いてある通りに行えば、血管細胞の培養に関してはまったくの入門者であっても上手に培養できるように書かれている。
目次
基礎編(血管の構造と生理;血管の収縮弛緩のメカニズム;血管新生機序;血管作動性物質;血管の酵素組織化学;血管細胞のアラキドン酸代謝;血管内皮細胞;中膜平滑筋細胞)
実験編(培養血管内皮細胞―特性および培養法;培養血管内皮細胞の病態解析への応用〈動脈硬化成因解明へのアプローチ;血管攣縮・心筋梗塞の成因解明へのアプローチ;制がんへのアプローチ;高血圧の機序解明へのアプローチ;抗炎症へのアプローチ;人工血管へのアプローチ;新規物質の探索〉;血管中膜平滑筋細胞の培養法とその病態解析への応用)