内容説明
薬学部は6年制の薬学科、4年制の薬科学科に分かれ、講義内容が大きく変化しました。本書では6年制と4年制の違いをはじめ、共用試験や長期実務実習などの複雑な新制度、入学から就職まで薬学部生活の一部始終をわかりやすく解説します。高校生の進学手引きや薬学部新入生のガイダンスに大変便利です。
目次
1 薬学を学びたいと思っている高校生の皆さんへ(薬学部の入学試験;大学の選び方;授業料などの比較(六年間の親の負担) ほか)
2 薬学部へ入学したての薬学生の皆さんへ(薬学部で教わる教科目;薬学部のコアカリキュラム;語学は何の役に立つのか ほか)
3 薬学部を卒業してから(就活の仕方と就職先の選び方;薬剤師の給料とやりがい;薬剤師の将来展望 ほか)
著者等紹介
鎌滝哲也[カマタキテツヤ]
1942年千葉県に生まれる。北海道大学名誉教授、薬学博士。専門は薬物代謝学、毒性学。1965年千葉大学薬学部卒業。千葉大学薬学部助手、慶應義塾大学医学部助教授、北海道大学薬学部教授、高崎健康福祉大学薬学部教授を歴任。2007年高松宮妃癌研究基金学術賞受賞、2008年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ももとり
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読み切るのに1時間もかからなかった。薬学部について全く知識がなかったが概形はなんとなく理解できたように思う。自分で調べるべきポイントがいくつか書かれていたのが良かった。2013/06/26
かさね
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薬学部を目指すにあたって読んだ。
Chemie
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製薬企業の数が減っている(合併)・研究開発の国際化⇒製薬会社への就職は難関、研究員になるには専門知識だけでなく語学・コミュニケーション能力が必要。/専門薬剤師・チーム医療(6年制+博士4年)/科捜研?/4年制は理農などと基本的に不変、6年制は臨床指向/英語!ドイツ語も?/教養・有機・分析・物化・生化・分生・細生・生理・免疫・薬理・毒性・遺伝・微生・構造・生情・薬物治療・製剤・内科診断学、数学・物理は「論理的思考力」のため。語学は必須。/神様は乗り越えられる試練しか与えない2012/05/06
ソーシャ
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薬学部を目指す人が読む本。6年制と4年制の違いや薬学部での講義、卒業後の就職などについて書かれています。ただ、ネガティブなことはあまり書いていないのが少し気になりますね。2012/04/16
ドクショモンスター
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2012年1月に出版された本なので、薬学部に関しての最新の情報がわかる。薬学部の六年制施行に関しては本当にいろいろな意見があり、筆者はどちらかというと六年制に対して肯定的な立場から説明している。このような本が出版されること自体が、今の薬学部が過度期にあり、将来どうなっていくのかが不透明であることを示している。2012/04/05