内容説明
界面活性剤って何?セッケンや合成洗剤だけではありません。界面活性剤がないと、アイスクリームやマーガリンのような食品ばかりか、織物や強化セメントなどもつくれません。私たちの身体の中でも、レシチンや胆汁酸などの界面活性剤が大事な働きをしています。こうした界面活性剤にはどのようなものがあって、それはどのような働きをするものなのか?このようなことを知ろうとする学生、技術者だけでなく、一般の人たちにも、界面活性剤を正しく理解してほしいとの願いを込めて、界面活性剤の専門家である著者が、やさしく、高校卒業程度の学力があればわかるようにと書いたのが本書です。
目次
第1章 朝の食卓で
第2章 界面活性剤はどこでどう使われているか
第3章 界面活性剤とは何ものか
第4章 界面活性剤の基本の性質
第5章 界面活性剤の基本の性質をさらに
第6章 界面活性剤の複雑な作用の応用例
第7章 油の中の界面活性剤
第8章 膜をつくる界面活性剤
第9章 界面活性剤と環境
第10章 界面活性剤の安全性