目次
からだにおける免疫の役割
免疫ができるとは
抗体とは
サイトカインとは
リンパ球の種類とそのはたらき
病原微生物から身を護るしくみ
予防接種
免疫反応のブレーキ役
移植拒絶反応・輸血反応
がんを抑える免疫
アレルギー:困った免疫反応
自分には免疫反応を起こさないしくみ:免疫トレランス
自己免疫病
免疫不全症
著者等紹介
矢田純一[ヤタジュンイチ]
1934年東京に生まれる。1959年東京大学医学部卒。東京医科歯科大学名誉教授。専門は小児科学、免疫学。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ノリピー大尉
4
リンパ球の表面には、抗原と結合する分子(抗原レセプター)がある。違う抗原に対応するには、違う抗原レセプターが必要。リンパ球の表面には1種類の抗原レセプターしかないので、さまざまな種類の抗原と戦うには、それぞれの種類の抗原レセプターをもったリンパ球が必要となる。抗原が体内に入ると、その抗原とマッチするリンパ球が抗原と結びつき、細胞分裂で増えていく。同時に自分の抗原レセプターを増産する。これが抗体である。このようにして免役が獲得される。2023/11/10
烏
1
自分の身を守るために、免疫学というか、生物学の概略は把握しないといけない。コロナ関連に出てくる言葉の意味を理解するための基礎となる書物である。再読は他の免疫入門書を読んだ後に行う。2023/05/24
osamutkrd
1
挿絵の細胞たちが独特な擬人化をされていて印象的だった。2022/04/16