目次
1 データ爆発
2 ビッグデータはなぜ特別なのか?
3 ビッグデータの保存
4 ビッグデータ分析
5 ビッグデータと医療
6 ビッグデータ、ビッグビジネス
7 ビッグデータセキュリティとスノーデン事件
8 ビッグデータと社会
著者等紹介
Holmes,Dawn E.[HOLMES,DAWN E.] [Holmes,Dawn E.]
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の統計および応用確率学科の教授。文理学部の学部課程の元上級副学長。統計学、確率論、コンピューターサイエンス、そして哲学で多くのコースを教えてきた。2008年、カリフォルニア大学サンタバーバラ校アカデミック上院特別教育賞受賞。ベイジアンネットワークの著名な研究者であり、データマイニング、機械学習、ベイジアンネットワークに関するいくつかの著書、および近刊のバイオインフォマティクスに関する書籍を共同編集している。米国電気電子学会(IEEE)上級会員
岩崎学[イワサキマナブ]
1975年東京理科大学理学部応用数学科卒。1977年東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了。現、横浜市立大学データサイエンス学部教授。専門は統計的データ解析の理論と応用。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トンちゃん
23
ビッグデータのセキュリティは?医療・ビジネス各分野での使われ方を概説している1冊。イメージとしては大学1年生の教養科目の指定教科書に当該受業を受け持つ講師が自費出版したテキストという印象。 だから内容が適当、という訳ではなく、本当に超入門的で多少小難しい話があるもののビッグデータの活用事例(アマゾンやグーグル。後者は検索意図からインフルエンザの蔓延時期や規模を把握しようとしたプロジェクト)や漏洩問題(スノーデン事件、ウィキリークス)について浅く広く触れられています。翻訳本なのに読みやすくて驚きましたw2020/03/13
だまし売りNo
2
「麻薬取引、ポルノ、マネーロンダリングに使用される違法なダークウェブサイトを含むこれらの多くはきわめて好ましいものではない」と断言する(96頁)。プライバシーを守る匿名技術が依存性薬物の売人などの犯罪者に悪用されたとのスタンスである。 本書はドラッグなどを許容するアングラ文化が匿名ネットワークを支えているとは考えない。残念なことに日本には、それがリベラルとの発想すらある。昭和のアングラ文化を引きずった感覚はグローバルな民間感覚とは逸脱している。 2020/03/19