相分離生物学

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相分離生物学

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784807909650
  • NDC分類 464.1
  • Cコード C3045

目次

1 はじめに
2 情報伝達と液‐液相分離
3 タンパク質パラダイムの転換
4 RNAパラダイムの転換
5 細胞内オーガナイザーと場の構築
6 アミロイドと低分子コントロール
7 プリオンはなぜ保存されてきたのか?
8 細胞内にある物理学
9 タンパク質溶液の理論とテクノロジー
10 新しいタンパク質研究

著者等紹介

白木賢太郎[シラキケンタロウ]
1970年大阪に生まれる。1994年大阪大学理学部卒。1999年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。現、筑波大学数理物質系教授。専門、タンパク質溶液科学。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zoe

22
化学実験をする人間が時々遭遇してしまう液₋液の相分離が細胞内で起こっていて、重要な意味を持っているというもの。固液分離や晶析の本を読む方は、分かり易い気がします。2019/11/09

ちょ

1
生物を勉強していて、「こんな連続反応が、広い細胞質内で効率よく起こるの?」というような反応場の疑問などを解決しうる、新しいアイデアが解説されています。今後の生物学を学ぶ上では必須の考え方なので、この分野のアップデートに敏感になるように努めます。2022/01/21

aoura

1
細胞内に存在する「膜のないオルガネラ」という特殊な反応場で起こる生命現象(液-液相分離)。興隆して間もないこの分野で矢継ぎ早に出版される論文の成果を中心にまとめている。丸い形をしたドロップレットが顕微鏡で目視できること、蛍光タンパク質融合の技術が普遍化したこともあって、今後益々の成長を見せるだろう。スーパーエンハンサーの構成や、リン酸化が溶解性を増強させるという考え方に新鮮さを感じている。2021/08/08

Robinosuke

0
物語を読むような、科学の歴史に沿って書かれておりとても面白かった。思わず連続2度読みしてしまったくらい。科学に興味あるなら分野問わずおすすめです。2024/03/04

meòrachan

0
天動説から地動説のようなパラダイムシフトを同時代で書くとこんな感じだろうか.もう少し未来にさらにエビデンスが整ってきた段階で一般向けに書かれるであろうものも読みたい.でも研究分野としての鉱脈がでかすぎて,数年後では総括しきれないかもしれない.2021/05/30

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