出版社内容情報
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著・文・その他
内容説明
絆を育む生物たちの魅力的な写真とともに、進化の過程で獲得してきた美しく洗練された愛と絆の分子メカニズムを紹介。
目次
愛を操る分子
有性生殖の宿命 愛、孤独、死
競争か共生か
遺伝子の出会い
男らしさvs父性愛(テストステロン)
子との絆、母性愛(ドーパミン、オキシトシン)
見つめ合うヒトとイヌ(オキシトシン)
性を決める染色体とホルモン
血縁関係を示すにおい(MHC遺伝子)
雄マウスがささやく愛の歌〔ほか〕
著者等紹介
菊水健史[キクスイタケフミ]
1970年鹿児島県生まれ。1994年東京大学農学部獣医学科卒。博士(獣医学)。麻布大学獣医学部教授。専門は動物行動学、行動神経科学、動物のコミュニケーションと進化神経基盤に関する研究を行う。動物がなぜ寄り添い、仲間になるのか、その意味と機能の解明を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白パラガス
12
サブタイトルの「ケミストリー」には二つの意味が込められている。学問としての Chemistry(化学)と「二人の相性の良さ」を表すChemistry。親子間の愛情や異性への恋心,仲間同士の絆の形成など,互いに惹かれあう二人の間にはどのような力がはたらいているのか。「相性のよさ」は何によって決まるのか。全ての生物には自分たちの「愛のかたち」 があり,それら一つ一つに「愛をつかさどる分子」が存在する。本書では,最新の研究によって明らかとなった生物の求愛行動やその分子メカニズムに注目し,「愛」の起源の謎に迫る。2018/05/14
y
1
写真も解説もとてもよい本だと思います。タイトルとサブタイトルも内容にマッチしていて、素敵だと思います。 が、私の偏見のせいなのか、本書の構成のせいなのか、写真に添えられた短文が… 言いたいことはわかるのだけど、何とももやもやした感じになってしまいました。2018/06/06
てらさか
0
写真の部と解説の部の構成だけども、写真に添えられたポエムがなんだかな…。2021/05/10