目次
第1章 ピリジン(芳香族ヘテロ六員環化合物)
第2章 キノリン、イソキノリン(ベンゼン環が縮合した芳香族ヘテロ六員環化合物)
第3章 ピリジン、キノリン、イソキノリンの合成
第4章 アジン(複数の環内窒素をもつ芳香族ヘテロ六員環化合物)
第5章 ピロール、フラン、チオフェン(芳香族ヘテロ五員環化合物)
第6章 インドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン(ベンゼン環が縮合した芳香族ヘテロ五員環化合物)
第7章 芳香族ヘテロ五員環化合物の合成
第8章 アゾール(複数の環内窒素をもつ芳香族ヘテロ五員環化合物)
第9章 脂肪族ヘテロ環化合物
第10章 からだの中で働くヘテロ環
第11章 配位子としてのヘテロ環
著者等紹介
中川昌子[ナカガワマサコ]
1935年新潟県に生まれる。1958年北海道大学薬学部卒。1960年北海道大学大学院薬学研究科修士課程修了。千葉大学名誉教授。専攻、有機化学。薬学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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is49
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一般的な有機化学の範疇で日常扱うヘテロ環化合物といえばピリジン程度だと思います。たまにフランやチオフェンが入っている構造を扱う際は、アロマティックだからベンゼン環と同じようなもんだろうと思って反応させるんですが、予想外の反応が起きてびっくりすることがあります。この本はヘテロ環化合物について、芳香族性等の教科書的・基本的なところから各種反応への応用までざっと書いてあって勉強になります。ただ、いずれも深入りしていないので各論については別途論文を探して読む必要はあると思います。2014/10/14