内容説明
本書は、体系の論理構造・方法の有効性からみた“反応速度論”である。化学、化学工学、物質科学、材料科学、環境科学系の学部、大学院の学生諸君や若手研究者に必須な基礎学である。
目次
1 反応速度論の性格
2 反応系の熱力学
3 反応速度の測定
4 反応経路の理論
5 素反応の理論―活性分子とその衝突
6 遷移状態理論
7 気相反応
8 溶液反応
9 表面反応
10 触媒反応、酵素反応
11 重合反応
12 反応速度の経験則
著者等紹介
慶伊富長[ケイイトミナガ]
1920年北海道滝川市に生まれる。1945年九州大学理学部卒。北陸先端科学技術大学院大学・東京工業大学・沼津工業高等専門学校名誉教授。専攻反応速度論、触媒化学、界面化学。理学博士
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感想・レビュー
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AK
1
初めて、反応速度論を学びました。学部時代は、見向きもしなかったところですが、面白く読ませてもらいました。2019/06/03
つづりさん
1
難しい。具体的な実験方法と理論の両方を大事にしていて良いと思った。遷移状態理論、表面反応の章はとくに要再読。2014/03/14
こずえ
0
邦書で反応速度論についてコンパクトにまとまってる本となるとこれ。ただ人によってはやや難解と感じる場合もあるようで、そういう方には斎藤氏のをすすめる
Kohe
0
コンパクトに纏まっている感。難解だが数式をちゃんと追えば理解できるかも。2024/06/30