内容説明
前版に述べてある重要な知識はそのままに、新たに、薬物代謝酵素の誘導機構、ヒトにおける薬物代謝の予測系、トランスポーター、薬物相互作用、遺伝的多型とその遺伝子診断、薬物の代謝的活性化と免疫毒性(アレルギー)、内分泌攪乱物質、さらに医薬品開発などの内容を拡充し、あるいは新たな章として独立させた。
目次
1 薬物代謝概論
2 薬物代謝に関与する酵素とその反応機構
3 薬物代謝の反応様式と薬効・毒性の変化
4 薬物の化学構造と薬物代謝
5 生体内における薬物代謝
6 トランスポーターと吸収・分布・排泄
7 薬物相互作用
8 病態や栄養による薬物代謝の変動
9 薬物代謝の個体差と遺伝的多型
10 薬物代謝の年齢差、性差、人種差および種差
11 薬物代謝と毒性学
12 発がんと制がんにおける薬物代謝の意義
13 薬物代謝と薬物体内動態
14 医薬品開発における薬物代謝研究の役割