内容説明
これからの化学プロセス開発に必要な技術分野としては、従来の化学工学に限らず、一般に大学で取上げられてきた技術は生産システムの設計に焦点が当てられていたが、こうした分野以外に、既存の生産システムが変化の激しい外的条件に柔軟にかつ合理的に対応するための生産管理技術、長期に安定して生産を維持するための設備管理技術あるいは安全管理技術といった技術分野も同様に重要である。本書は、こうした観点から、典型的な化学プロセスを選び、どのように技術革新を展開し、問題を解決してきたか、またその成果として実現している現在のプロセスについて、解説したものである。
目次
第1部 総論(化学プロセス開発の基礎)
第2部 実例編(アンモニア・合成ガス;カセイソーダ・塩素(食塩電解法)
酢酸
流動接触分解 ほか)