内容説明
脳生理学の第一線研究者である著者が、「生きる」ことの仕組と意味を追求する。生命のからくり・脳の成り立ちとからくり・生命といのちの3章からなり、生と死、物質と精神、脳死と臓器移植といった諸問題にまで及ぶ。
目次
第1章 生命のからくり(生命は海で生まれた―生命の誕生と細胞;「生きている」ということ―不思議な細胞膜の働き;生きることとエネルギー―生物が生きているのは太陽のおかげ ほか)
第2章 脳の成り立ちとからくり(脳の成り立ちの概略;神経細胞の働きとシナプス;シナプスの働きとサリン ほか)
第3章 生命といのち―一脳生理学者の思い(脳生理学を専攻して;生命科学という学問;生命を研究する「問い」と「答え」 ほか)