内容説明
フーリエ変換赤外分光法（Ｆｏｕｒｉｅｒ‐ｔｒａｎｓｆｏｒｍ Ｉｎｆｒａｒｅｄ Ｓｐｅｃｔｒｏｓｃｏｐｙ，略称ＦＴ‐ＩＲ）は構造解析，定性定量分析の有力な手段として、多くの分野の研究への応用が最近急速に広まってきており、今後もそのような動きはいよいよ強まる傾向にある。そこで、この手法に初めて接する研究者や学生のための手ごろな入門書がぜひとも必要になっているが、この要請に応える本は意外にも見当たらないように思われる。本書はこのような状況に対応するため、早急に書きおろしたものである。
目次
第１部 基礎編（赤外吸収の基礎；定量分析の基礎；ＦＴ‐ＩＲの原理；ＦＴ‐ＩＲのハードとソフト）
第２部 各種測定法（全反射吸収測定法；拡散反射測定法；高感度反射測定法；光音響分光法；発光測定法；微量微小試料測定法；波数領域拡張測定法；組合わせ測定法）
