内容説明
いつでも、どこでも、だれとでも、通信できる移動通信の時代には、電波は不可欠で避けて通れない技術である。電波利用の拡大とともに、電波に関係するビジネスマンも急増しているが、難解な電波の仕組みの理解は容易ではない。文系出身の人にはなおさらだ。本書では一般の人に分かるよう、見えない電波をどのように描くか、電波はなぜ真空中を光速で進むか、電波はどのように情報を運ぶか、などを多くの図を用いて丁寧に解説している。
目次
プロローグ 通信と交通のアナロジー(談話室・未来を予測する)
第1章 見えない電波を見るために(電気の基本:電気回路;万有引力とクーロン力;線路間にできる電気力線と磁力線)
第2章 電波を放射する(交流という周期現象;電波はどのように放射されるか;アンテナという電波の触角)
第3章 電波で情報を送る(電波に情報をのせる;波形と周波数成分;環境に強い情報伝送法)
著者等紹介
後藤尚久[ゴトウナオヒサ]
1935年、宇都宮市生まれ。東京工業大学電気工学科卒業。同大学院修了、工学博士。衛星放送受信用のラジアルラインスロットアンテナ、1層構造導波管スロットアンテナ、衛星通信用のセルフダイプレッキシングアンテナを発明。郵政大臣表彰電波功績賞(電波産業会)、井上春成賞(科学技術振興事業団)、紫綬褒章を受ける。現在は、移動通信基地局用および半導体製造装置プラズマ生成用導波管スロットアンテナの研究に従事、拓殖大学工学部教授、東京工業大学名誉教授
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感想・レビュー
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