出版社内容情報
日本の新聞はそのジャーナリズムの基本的性質において世界的に非常に遅れた体質を持っている。マスコミはその事実をひたかくしにしているので、国民はこの世界の常識をほとんど知らされていない。大新聞社を辞職した著者が具体的に明らかにする新聞社の体制癒着体質。
内容説明
大新聞の元総理番記者が怒りをこめて、日本の新聞ジャーナリズムの腑甲斐なさを実例+実名のかずかずで痛烈に批判。
目次
プロローグ 自分の中に生まれたもうひとりの「尾崎豊」
第1章 さらば、わがいとしの東京新聞「TOKYO発」
第2章 新聞記者はペンを握るだけのサラリーマンでいいのか
第3章 新聞における犯罪報道という「宿痾」
第4章 触らぬ「菊の紋」に祟りなし?
第5章 なぜ、ブンヤは記者クラブにしがみつくのか
第6章 書かない記者、書けない記者
第7章 総理番記者哀歌
第8章 デスクは記者の“墓場”か?
第9章 新聞社における「タテマエ」と「ホンネ」
第10章 記事に対するリアクション
第11章 思考停止している新聞記者、そして日本人
終章 新聞は誰のためにあるのか
感想・レビュー
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- 和書
- 好き 角川文庫