出版社内容情報
スパイク・リーによる自叙伝の映画化で、アメリカで最も危険な男とよばれた黒人解放運動の指導者マルコムXは鮮やかによみがえった。本書は、暗殺される最後の1年間に急速に発展した思想を、マルコム自身のウィットに富んだ生の声で伝える注目の演説集であり基本図書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
23
「自由のために死ぬ覚悟がないのなら、自由という文字をお前の辞書から消すがいい」マルコムXのスピーチ集。怒りだけが彼を駆り立てる原動力であり黒人の同胞たちを謂れなき鎖から解き放ち自由を与えるために邁進することのみが彼の存在意義だった。知性と暴力性が溢れんばかりの彼のスピーチ。賛否はあれども、己の全てを文字通り全身全霊をかけて生命を燃やし尽くし自由のために戦い抜いた魂のスピーチは黒人ならずとも読んでおいた方が良いと思う。黒人初の大統領が生まれその次には白人至上主義の大統領が生まれ、マルコムは何を思うのか。2017/08/21
†echiopian †
2
みんな大好きブラックパンサー。僕ら大好き黒人奴隷の味方! スピーチの内容を留める程度に終わっているので、マルコムを理解する書籍として、資料価値は高いが、彼の事を理解したいなら副次的な資料として読むのが一番だろうか2013/04/10
夜郎自大
1
1993/3/3