出版社内容情報
はしがき
序論 現代日本のナショナリズムと「脱戦後」 1
第1章 90年代前半に生まれた第1の潮流
―「脱戦後」のための改革を唱える「普通の国」ナショナリズム
1節 第1の潮流を生んだ時代背景 5
政治改革をめぐる動き/湾岸戦争をめぐる動き
2節 小沢一郎の改革論とナショナリズム 13
はじめに/小沢のめざしたもの/「冷戦後モデル」をめざす政治改革論/「一石 二鳥」の地方分権論/「普通の国」化をめざす安全保障論/経済・社会について の改革論/99年の改憲試案
3節 大前研一の改革論とナショナリズム 48
はじめに/大前のめざしたもの/大前の道州制論/アジア重視の外交・安全保障 論/リージョン・ステート論/新自由主義的な教育改革論/大前の憲法案
4節 細川護熙の改革論とナショナリズム 80
はじめに/細川のめざしたもの/「生活者主権」を唱える政治改革論/外交・安 全保障政策について/「廃県置藩」の地方分権論/新自由主義的な社会・経済改 革論
5節 第1の潮流についての考察 107
特徴/歴史的原因
第2章 90年代後半に生まれた第2の潮流
―「愛過去」の保守精神による支配をめざすネオ・ナショナリズム
1節 第2の潮流を生んだ時代背景 113
戦争責任問題をめぐる動き
2節 西尾幹二の保守思想とナショナリズム 118
はじめに/西尾の保守思想/冷戦後の安全保障・外交論/教科書問題について/ 歴史観と戦争論/西尾の改憲論/天皇論/アジアの歴史問題についての言論
3節 西部邁の保守思想とナショナリズム 142
はじめに/西部の保守思想/冷戦後の安全保障・外交論/「離米」のすすめと 「核武装」論/戦争論と歴史問題への態度/戦後史観/西部の改憲論/天皇論
4節 小林よしのりの戦争論とナショナリズム 167
はじめに/『戦争論』以前の小林の意識/「新しい教科書をつくる会」への参加
/『戦争論』のナショナリズム/その後の小林ナショナリズムの展開
5節 第2の潮流についての考察 197
特徴/歴史的原因
第3章 2000年以降に生まれた第3の潮流
―「戦後レジーム」の解体と「強い国」をめざす親ナチズム的ナショナリズム
1節 第3の潮流を生んだ時代背景 204
90年代後半からの右傾化/格差社会化
2節 安倍晋三の改革論とナショナリズム 215
はじめに/安倍のめざすもの/「戦争のできる国」をめざす安全保障論/構造改 革からアベノミクスへ/「美しい国へ」の教育改革論/全面的な憲法改正をめざ して/安倍のナショナリズム論
3節 橋下徹の改革論とナショナリズム 253
はじめに/橋下のめざすもの/ハシズム流の自治体改革/新自由主義的な教育改 革/「大阪都」から「道州制」への地方分権論/強力なリーダーシップのある統 治機構へ/自主防衛と同盟強化を求める安全保障論
4節 第3の潮流についての考察 285
特徴/歴史的原因
終章 まとめと私の「戦後」論
1節 三つの潮流の関係はしがき
序論 現代日本のナショナリズムと「脱戦後」 1
第1章 90年代前半に生まれた第1の潮流
―「脱戦後」のための改革を唱える「普通の国」ナショナリズム
1節 第1の潮流を生んだ時代背景 5
政治改革をめぐる動き/湾岸戦争をめぐる動き
2節 小沢一郎の改革論とナショナリズム 13
はじめに/小沢のめざしたもの/「冷戦後モデル」をめざす政治改革論/「一石 二鳥」の地方分権論/「普通の国」化をめざす安全保障論/経済・社会について の改革論/99年の改憲試案
3節 大前研一の改革論とナショナリズム 48
はじめに/大前のめざしたもの/大前の道州制論/アジア重視の外交・安全保障 論/リージョン・ステート論/新自由主義的な教育改革論/大前の憲法案
4節 細川護熙の改革論とナショナリズム 80
はじめに/細川のめざしたもの/「生活者主権」を唱える政治改革論/外交・安 全保障政策について/「廃県置藩」の地方分権論/新自由主義的な社会・経済改 革論
5節 第1の潮流についての考察 107
特徴/歴史的原因
第2章 90年代後半に生まれた第2の潮流
―「愛過去」の保守精神による支配をめざすネオ・ナショナリズム
1節 第2の潮流を生んだ時代背景 113
戦争責任問題をめぐる動き
2節 西尾幹二の保守思想とナショナリズム 118
はじめに/西尾の保守思想/冷戦後の安全保障・外交論/教科書問題について/ 歴史観と戦争論/西尾の改憲論/天皇論/アジアの歴史問題についての言論
3節 西部邁の保守思想とナショナリズム 142
はじめに/西部の保守思想/冷戦後の安全保障・外交論/「離米」のすすめと 「核武装」論/戦争論と歴史問題への態度/戦後史観/西部の改憲論/天皇論
4節 小林よしのりの戦争論とナショナリズム 167
はじめに/『戦争論』以前の小林の意識/「新しい教科書をつくる会」への参加
/『戦争論』のナショナリズム/その後の小林ナショナリズムの展開
5節 第2の潮流についての考察 197
特徴/歴史的原因
第3章 2000年以降に生まれた第3の潮流
―「戦後レジーム」の解体と「強い国」をめざす親ナチズム的ナショナリズム
1節 第3の潮流を生んだ時代背景 204
90年代後半からの右傾化/格差社会化
2節 安倍晋三の改革論とナショナリズム 215
はじめに/安倍のめざすもの/「戦争のできる国」をめざす安全保障論/構造改 革からアベノミクスへ/「美しい国へ」の教育改革論/全面的な憲法改正をめざ して/安倍のナショナリズム論
3節 橋下徹の改革論とナショナリズム 253
はじめに/橋下のめざすもの/ハシズム流の自治体改革/新自由主義的な教育改 革/「大阪都」から「道州制」への地方分権論/強力なリーダーシップのある統 治機構へ/自主防衛と同盟強化を求める安全保障論
4節 第3の潮流についての考察 285
特徴/歴史的原因
終章 まとめと私の「戦後」論
1節 三つの潮流の関係/まとめ 291
2節 私の「戦後」論と「これから」について 295
「戦後」の終りにくさについて/より良き戦後日本をめざして
あとがき 311
小宮 修太郎[コミヤ シュウタロウ]
旧姓:吉成(よしなり)
1949年 福島県生まれ。
法政大学兼任講師
京都大学法学部で政治思想史を専攻した後、東京都立大学大学院社会科学研究科の博士課程を中退。
全港湾労組書記、日本語学校講師を経て、筑波大学などで留学生教育に従事してきた。
著書に『提言 共同雇用制度早期実現への道』などがある。
目次
現代日本のナショナリズムと「脱戦後」
第1章 90年代前半に生まれた第1の潮流―「脱戦後」のための改革を唱える「普通の国」ナショナリズム(第1の潮流を生んだ時代背景;小沢一郎の改革論とナショナリズム;大前研一の改革論とナショナリズム;細川護煕の改革論とナショナリズム;第1の潮流についての考察)
第2章 90年代後半に生まれた第2の潮流―「愛過去」の保守精神による支配をめざすネオ・ナショナリズム(第2の潮流を生んだ時代背景;西尾幹二の保守思想とナショナリズム;西部邁の保守思想とナショナリズム;第2の潮流についての考察)
第3章 2000年以降に生まれた第3の潮流―「戦後レジーム」の解体と「強い国」をめざす親ナチズム的ナショナリズム(第3の潮流を生んだ時代背景;安倍晋三の改革論とナショナリズム;橋下徹の改革論とナショナリズム;第3の潮流についての考察)
まとめと私の「戦後」論
著者等紹介
小宮修太郎[コミヤシュウタロウ]
旧姓:吉成(よしなり)。1949年福島県生まれ。法政大学兼任講師。京都大学法学部で政治思想史を専攻した後、東京都立大学大学院社会科学研究科の博士課程を中退。全港湾労組書記、日本語学校講師を経て、筑波大学などで留学生教育に従事してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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