内容説明
「アフリカ人作家はアフリカ諸言語と一つにならなければならない」英語で書く作家からアフリカの民族語で書く作家へ。21世紀。アフリカの自立、人間と文化の解放の道をさぐる。ノーベル文学賞候補グギ・ワ・ジオンゴの言語・文学・文化論。
目次
新版のための二つの補論
序論 たたかいの普遍言語のために
1 アフリカ文学の言語
2 アフリカ演劇の言語
3 アフリカ小説の言語
4 関連性の探求
著者等紹介
グギ・ワ・ジオンゴ[グギワジオンゴ][Ngugi wa Thiong’o]
1938年、植民地下ケニアの農村に生まれる。少年期にマウマウ反英独立戦争を経験。マケレレ大学(在ウガンダ)時代から書き始め、自伝的小説『泣くな、わが子よ』(1964)は東アフリカ最初の英語小説。その他書多数。バイロイト大学、エール大学、ニューヨーク大学などを経て、現在カリフォルニア大学アーヴァイン校終身教授
宮本正興[ミヤモトマサオキ]
1941年兵庫県生まれ。現在、中部大学国際関係学部国際文科学科教授。大阪外国語大学名誉教授。専門は、アフリカ地域研究(言語・文学・歴史)
楠瀬佳子[クスノセケイコ]
1945年高知県生まれ。現在、京都精華大学人文学部教授。専門は、アフリカ文学、女性学。アフリカ、女性学関連の編・著・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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