内容説明
「ボケてもいいじゃない!」元ライターと元グラフィック・デザイナー、ふたりの「新米」介護スタッフが見た笑えて泣ける、認知症の世界。
目次
第1章 物語のなかに生きる人々
第2章 芸人さん泣かせな人々
第3章 感情に素直な人々
第4章 帰りたい人々
第5章 過去を生きる人々
第6章 日常を生きる人たち
著者等紹介
のちりょうこ[ノチリョウコ]
1974年、富山県生まれ。立教大学文学部卒。企業やNGOでライターとして活動し、“オバサー”から介護施設で働くようになった。2010年に介護福祉士の資格を取得
大越京子[オオコシキョウコ]
美術系の短大を卒業後、友人と草木染め工房を設立。その後、グラフィックデザイン事務所に勤務。イラスト、マンガなども手掛ける。“アラフォー”で転職し、現在は老人介護施設で働く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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suechiyan74
2
この仕事をしていると、書いてあることにすごい共感が出来る。読み終わって著者のプロフィールを見ると同い年ということが判明!何か元気をもらいました。2015/12/29
飛び梅ちゃん
2
介護のしごとって、大変です。っていうのが世間一般の考え方。でも、大変だから面白いってことあるじゃないですか? 泣いたり、笑ったりするのが生活ですもの、いつも笑って過ごせたらいいのだけど…。すみません。って言っているところにものすごくメッセージを感じます。 ヘルパーは考える杖である。ほんとに名言だわ。2013/06/29
ぺろし
1
著者の、利用者に対する温かさが伝わってくる。自分の至らないと思うところを素直に認めつつ介護職に励む人となりが素晴らしい。2016/01/07
キャッチアンドデニーロ
1
漫画とエッセイ。ショートステイの利用者とヘルパーとの日常、著者の考えが詰まった一冊。漫画部分には笑ったり、ちょっと泣いたりしました。著者は、ドラマとか映画でよくある、認知症を改善するとか、乗り越えるという表現に疑問をもっています。そこに共感を覚えました。 自宅での介護の参考になる部分もありました。特に、認知症の利用者さんの会話の波に乗ることと、床ずれ防止対策。さっそく、床ずれ予防の段ボールの足いれドームを作ってみました。2013/04/25
meg
1
これから介護を目指す人にとっては、介護の現場をイメージしやすい本だと思います。利用者さんのエピソードにクスッと笑ったり、しんみりとしたり…。私自身、来月から介護職として現場に出る立場なので、この本に描かれたような個性豊かな利用者さんとの出会いが楽しみになってきました。2012/03/21